オールスター感謝祭コンピュータトラブル一覧
ここでは『オールスター感謝祭』で発生したコンピュータトラブルの一覧を記載している。
一覧[編集]
回 | 放送年 | 季節 | 放送日 | 解説・備考 |
---|---|---|---|---|
18 | 2000 | 春 | 4月1日 | 放送開始直後から1時間もトラブルが発生。 その後も調子が非常に悪く緊急用のカラオケセットの使用が検討されるほどだった。(後述) |
29 | 2005 | 秋 | 10月1日 | |
30 | 2006 | 春 | 4月1日 | 「今、慌ててはいかんのです」 |
31 | 2006 | 秋 | 9月30日 | |
33 | 2007 | 秋 | 9月29日 | 「皆さん方、ひょっとしたらやってしまいましたよ。トラブルですよ!」 この番組15年やってますけど過去に2時間位みんなでトークしたこともあったと語る。(後述) |
34 | 2008 | 春 | 3月29日 | |
63 | 2023 | 春 | 4月8日 | ピリオドチャンピオンのトラブル(後述) |
63 | 2023 | 春(後夜祭) | 4月9日 | 「完全にシステム破壊ということになってしまいました」 |
象徴的なトラブル[編集]
2000年4月1日の伝説[編集]
東京放送がTBSエンタテイメント(現TBSテレビ)などに分社化して初めて放送した回だったが、2000年問題の影響か何かで放送開始直後からトラブルが発生し、約1時間ほど問題そのものが出題されないという深刻な事態に陥った。
紳助は放送前から不吉な予感をしていたらしく、回答の参加者の一人が急病で欠場となった際、代打の参加者を電話で連絡したらその人物が東京から離れた場所に居てすぐに来れないという状況だった。
回復の間は、ボウリングでパーフェクトゲーム挑戦などのスポーツ系企画の中継、賞品の紹介およびアンケート、そしてフリートークでなんとか凌いでいた。
また「IT時代にもアナログで良いんじゃないか」という言葉通りに山分けクイズの投票を記入式を検討したり、豪華賞品のアンケートを参加者が指で示して紳助がポラロイド写真を撮って確認を取るという対応もなされていた。
それでもシステムが一度復活したかと思ったらまた不調を起こし、復活直後の数問程度の記録が消去されるなどのアクシデントもあった。(「完璧に復旧した……ら、さっきのことをわすれてしまいました」とのこと、同ピリオドは全員復活扱いとして仕切り直しとなった)
あまりにもトラブルが深刻すぎて緊急用のカラオケセットの使用を検討するほどではあったが、なんとか放送時間内には完全に回復はして感謝祭はやりきることはできた。
2007年9月29日の伝説[編集]
クイズの解答時に最初の5秒ほどの異様な雑音が響き、その後に全ての音がしなくなった。
どう聞いても「嫌な音」と察知した紳助は「皆さん方、ひょっとしたらやってしまいましたよ。トラブルですよ!」とすぐに言い、続けて「この番組15年やってますけど過去に2時間位みんなでトークしたこともあったんですよ」と過去の話も上げていた。
この時、スタジオからカンペで出されたのは「待って!」という指示のみであり、トラブルが発生したことがすぐに判明した。
またこの時には「カラオケセットの用意はまだなされていないので、指名した人に面白い話を聞く」という無茶ぶり的なインタビューを行うことで凌いでいる。
トラブルとしてはそこまで長くはなかったが、2000年4月1日の伝説を思い出す人も少なくなかったという。
2023年4月9日後夜祭の伝説[編集]
かつての『オールスター感謝祭』で採用されていた問題やシステムの後継ともいえる『オールスター後夜祭』にて、ひとまず全クイズの出題が終了し結果発表となったのだが、視聴者ランキングの発表ができないという状況に陥っていた。
有吉はこのことを「完全なシステム破壊ということになってしまいました」と述べているが、この回は『感謝祭』も含めて出演陣の暴走、『後夜祭』では伏線ありまくりの「仕組まれたバグ・放送事故」が多く散見されたため、これも一種のシナリオ通りではないかと言われている。
(視聴者1位の名前がいわゆる不適切な名前になっていた可能性もあるのだが、そうだとしたら伏せさせていただきますなどの対処で済むだろうから、もしかすると本当にトラブルとなった可能性もある)
既に『感謝祭』でも1問ほど視聴者側は回答できない問題が出現しているため、もしかするとそのあたりからトラブルが発生していた可能性はあるとされており、結果的にそれが遠因となって全データが消えたという状況になったのかもしれない。(高山曰くそうらしい)
上記を見てわかるように2009年以降は目立ったシステムトラブルが起きなくなっており、2017年にタッチパネルなどのハードウェアにリプレースした最新バージョンとなっているため、ますますトラブルはほとんど起きないようになっていた。
このため久しぶりのコンピュータトラブルということになっているため、違う意味で盛り上がったんだとか。
この影響も強すぎたのか、2023年10月15日の後夜祭では視聴者参加クイズの企画そのものが見合わせとなり、放送開始時に告知された。
2023年4月8日の伝説[編集]
そして『感謝祭』の本編でもトラブルがあったことが2023年6月30日の『金スマ』で発覚しており、この回ではトラブルでピリオドチャンピオンが表示されないという異常事態となっていた。
また別の視聴者が視聴者クイズで仕様上A賞が絶対に取れないという指摘もあったらしく、どうも最初から不安定な状態で放送を進めていたとのことである。
高い信頼性と思われていたバージョンでも、未だにトラブルが発生するとすぐには回復しない脆弱な状態だということに変わりはなく、またしてもテクノネットは『異世界』以上のデスマーチに追いやられてしまうことになる。
どうでもいい話[編集]
緊急用のカラオケセット[編集]
2019年のインターネットニュースにて、「カラオケ大会のスタンバイしてる」との事実を島崎和歌子が明かしているが、その前からも「緊急用のカラオケセットが常備されている」という噂がまことしやかに広まっていた。
これは前述したコンピュータシステムに重大なトラブルが発生し、番組の放送時間はあれど尺が持たない時の最後の手段として用意されたものであり、現在でもカラオケセットそのものは隅っこにちゃんと配備されているとのことである。
「カラオケを使う前に芸人さんのネタを披露するでも良いのではないのか」という意見もあるが、本当に最終手段でしかないのでトラブル発生時はフリートークをしたり、それこそネタ披露大会をしてそれでもダメな時に使うようなものだろうと思われる。
なお2022年現在においては、そもそもトラブルが発生するほどクイズの量が少なかったり、耐水性に優れたハードウェアの開発(後述)もあり、コンピュータシステムのトラブルはほとんど無くなりつつあるという。
現在のクイズセットはバージョン4らしい[編集]
出題と解答のコンピュータシステムは全てTBSが国内企業である株式会社テクノネットに依頼して開発された純国産の独自仕様となっている。キーパッドなどのセットも全て独自の仕様で、1997年、2006年、2017年の3回システムのバージョンアップがなされている。
TBS側で外側のグラフィックはよく変えられているが、内部的なシステムは高頻度で変わっているわけではない。
かつてのバージョンでは特に水の弱さが問題となり、2017年までのキーパッドの仕様の関係で「水の持ち込みは厳禁」とルール化するほどだった。(一部の大会ではペナルティとして獲得賞金の没収なども行われていた)
2017年のバージョンアップによって、ようやく水にある程度強くなったが、一般的なタブレット端末ではなく独自のハードウェアによるものであるため、本当に強くなったのかどうかは不明瞭である。
またこの頃にはクイズよりもスポーツなどの企画が重視されてしまっており、せっかく新しいキーパッドにしたというのに宝の持ち腐れなのではないのかという批評的な意見もあるという。
データ放送側のバージョンについてはよくわかっていないが、連動企画の開始からTVerなどの連携はあれど、ビッグバージョンアップはしていないのか、2023年春の後夜祭ではとうとうそこでコンピュータートラブルが発生している。
有志でつくろうと思えば作れる?[編集]
テクノネットが設計した構造がどうなっているのかは不明だが、別に有志でつくろうと思えば作れてしまうのはある。
かつて「出題機」と呼ばれていたメインサーバで問題を出題、各タブレットはそのサーバにある回答ページにアクセスしてjson形式で問題を受け取り、送信した答えと時刻をサーバに送り付け、集計したデータを元に予選落ちなどを決定させるだけで良いのはある。
おそらく2022年秋に行われたメタバースに怒ってVRChatやマインクラフト等では似たようなことをする人物が現れるかもしれない。