オオゼキオオモア
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| オオゼキオオモア | |
|---|---|
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| 分類 | |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | ダチョウ目 Struthioniformes |
| 科 | モア科 Dinornithidae |
| 属 |
オオモア属 Dinornis Owen, 1843 |
| 名称 | |
| 学名 |
Dinornis maximus Owen,1843 |
| 和名 | オオゼキオオモア |
| 英名 | Giant Moa |
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オオゼキオオモア(大関大モア、Dinornis maximus)は、ニュージーランドに生息していた、飛べない大型の鳥類、モアの一種。別名はジャイアントモア(英語: Giant Moa)。絶滅種の一つ。
特徴[編集]
鳥類ダチョウ目モア科に属し、頭頂までの高さは最大で約3.6m、体重は250㎏ほどであったと推定されている。現存する最も大きな鳥であるダチョウよりもはるかに巨体であり、絶滅種を含めると世界で最も背の高い鳥であったとされる。なお、体重は同じく絶滅種の鳥であるエピオルニスの方がより重く、400〜500kgあったと推定されている。
一度の産卵数は2 - 4個といわれ、また長いくちばしの先が下に曲がっていた。明確な性的二型性を持ち、オスよりもメスのほうが大型で、高さで1.5倍、重さで2.8倍程度の差があったとされる。
歴史[編集]
自然環境の温暖化や繁殖力の低さ、移住したマオリ族による乱獲(砂嚢に小石を溜める習性を利用し、焼け石を呑ませて殺す)によって、1500年代よりも前には絶滅していたと推測される。
「モア」の呼称の由来については、ヨーロッパ人が原住民(モア・ハンターと呼称されるマオリ人以前の原住民)にモアの骨を集めさせた折に「もっと骨をよこせ」(More bones!)と言ったのを、原住民が鳥の名前と勘違いしたのだと言う説を始め、幾つかの巷説が存在する。ちなみにマオリ人はこの鳥の仲間を「タレポ」と呼んでいた。中国語では「巨型恐鳥」。