エドワード5世
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エドワード5世(英:Edward V)とは、イングランド・ヨーク朝の2代目国王。
1470年11月2日に生まれる。父はイングランド王エドワード4世、母は王妃エリザベス・ウッドウィル。1483年に父王が崩御したため12歳の長男エドワードが王位を継ぎ、エドワード5世となる。しかし、摂政に指名された叔父のグロスター公リチャードと外戚のウッドウィル家との対立が激化したため、リチャードはエドワード5世とその弟ヨーク公をロンドン塔に保護した。その後、エドワード4世がエリザベスとの結婚前に別の女性と婚約していたことが判明し、重婚として2人の結婚は無効となった。これによりエドワード5世は庶子の位置付けとなって王位継承権を失った。議会はグロスター公の王位を支持し、彼がリチャード3世として即位した。その後1484年春頃を最後にエドワード兄弟は姿を消した。従来はリチャード3世によって暗殺されたとの説が流布されていたが、近年ではこの説は覆されつつある。