アラド=オラデア線
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アラド=オラデア線とはルーマニアの鉄道路線である。
概要[編集]
ルーマニアのアラド県の都市のアラドからスンターナ、キシネウ・クリシュ、ビホル県のサロンタ、オラデアまで至る単線電化の路線である。(アラド-スンターナ間は複線)
歴史[編集]
この路線はルーマニア西部の都市アラド、オラデアを結ぶ路線なのにも関わらず、地道に部分的に開業していった。というのも、当時のこの地域はオーストリア=ハンガリー帝国領で、ブダペスト中心の鉄道網の建設が優先されたため、この区間の投資は薄かった。最初に開業したのはオラデア-サロンタ間で1871年9月14日である。この路線はオラデアからベーケーシュチャバへ至り、リエカ港までの回廊路線として建設された。その後、何度かに渡って、部分的な開業を重ねオラデア-サロンタ間とナダブ-アラド間が確立された。第一次世界大戦後にこの地域がルーマニアに割譲された際には、アラド-オラデア間の接続がハンガリーを1度通る必要があったので、残りの区間のナダブ-サロンタ間を建設した。これがルーマニア鉄道が初めてトランシルヴァニア地方に建設した路線である。これは1923年5月23日に開通した。
運行形態[編集]
長距離列車[編集]
オラデア-ティミショアラ間のインターレギオが1日3往復(うち2往復のIRCは停車駅が多い)、ティミショアラ-バイア・マーレ間のインターレギオが1日1往復、ブカレスト-オラデア間のインターレギオ・ノワプテが1日1往復の運行。
地域列車[編集]
ティミショアラ-オラデア間の地域列車が1日3往復の運行。
駅一覧[編集]
- アラド駅(アルバ・ユリア方面、ティミショアラ方面/ナドラク方面、ソルノク方面)
- ウトヴィニシュ・ノウ駅
- ウトヴィニシュ駅
- ジマンドゥ・ノウ駅
- スンターナ駅(ブラド方面)
- コムラウシュ駅
- シマンド駅
- ナダブ駅(シクラウ方面)
- キシネウ・クリシュ駅
- ゼリンド駅
- タマシュダ駅
- ボユ・ビホル駅
- チュメギュ駅(ドブレシュティ方面)
- サロンタ駅(ベーケーシュチャバ方面)
- マダラシュ・ビホル駅
- チェファ駅
- オラデア西駅(ケレシグ方面)
- オラデア駅(ピュシュペクラダーニ方面、サトゥ・マーレ方面/クルージュ・ナポカ方面)