ころすけの橋

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ころすけの橋」(ころすけのはし)は、手塚治虫動物漫画

週刊少年サンデー』(小学館)の1978年2月19日号に読み切り掲載された。

『手塚治虫漫画全集』(講談社)123巻「タイガーブックス 3」に収録されるにあたって、結末部分の大幅な描き直しが行われている。

あらすじ[編集]

少年は、カモシカの群れを率いるリーダーに「キヨモリ」と名前を付けていた。

キヨモリに率いられたカモシカの群れが吊り橋を渡っていたが、仔カモシカが吊り橋の板の間に足を挟み、動けなくなってしまった。少年は仔カモシカを「ころすけ」と名付け、毎日食糧を持って行き、フンを掃除し、雨の日にはビニールシートを持って行くなど、世話を焼いた。そのかいあって、ころすけは角が生えるまで成長した。

カモシカの数が増え、農作物への被害が大きくなったことで、村長はカモシカの射殺願いを届け出た。届け出は認可され、カモシカの群れは狩りつくされた。キヨモリもころすけを庇いながら撃たれ、ころすけも射殺された。

吊り橋に花を供えに行った少年は、吊り橋の下にいた小さい仔カモシカを見て安堵する。

外部リンク[編集]