USB

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Type-Cのイメージ
Type-A

USBとは、Universal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス)の略で、コンピュータなどに周辺機器を接続したりするときに使う端子とかその規格とかあるいは機器自体などもろもろを指す名称。

概要[編集]

コンピュータの通信周りをまとめるための規格。現在とてもよく使われている。おそらくUSB端子がついた機器を持っていない家庭はないだろうし、USBという単語を聞いたことがない人もごくごくまれであろう。

規格[編集]

しかし、USBの規格はわかりにくいことで有名である。まず、USBの規格(2.0、3.0…とか)と端子(Type-A、B、C…とか)は分けて考えるべき。USBの規格と端子は1対1で対応してるわけではない。まとめて考えるとわかりにくくなる。

1.規格・端子[編集]

そもそも規格が種類が多く、まずここがカオスである。日常使いする分にはUSB2.0/3.0/3.1くらい覚えとけば十分であろう。[1][2][3]

端子も同様。Type-AとCだけで十分。Bはほぼ使わない。

USB端子の一覧
端子 USB2.0 USB3.0 USB3.1 USB3.2 USB4.0
A -
Mini-A - - - -
Micro-A - -
B -
Mini-B - - - -
Micro-B - -
Powered-B - - -
C
Mini-AB - - - -
Micro-AB - -

2.Type-C[編集]

最近登場したType-C。挿す方向を考えなくよくなったり、いろいろと便利になったが、その反面分かりづらくなっている。USBを理解するうえで最大の難所とも言えるかもしれない。

詳細は「USB Type-C」を参照

3.充電[編集]

USBはもともと通信のための規格であるが、安価なUSBケーブルでは充電に特化し通信機能を持たない(通信用の線が結線されていない)ものまである始末である。まあ充電用に独自規格が乱立するより良いということにしておこう。[4]

詳細は「USB PD」を参照

脚注[編集]

  1. 身の回りにある機器はUSB3が多いが、オーディオ系機器は2.0が多い。これは2.0はノイズ耐性が良いからである。
  2. さらに一歩踏み込むと、3.1は3.0の上位互換である。つまり、「2.0と3.X系がある」程度でも十分。
  3. さらにもう一つ言うと、最近のUSB4.0で、小数点表記を用いないという公式発表が。これで分かりやすくなる…と思ったら。USB4は新たに「USB4 Version 2.0」が登場し、それ以前のUSB4を「Version 1.0」として区別するようになったが、これは実質的に「USB4.1」「USB4.2」にすぎない。むしろ分かりにくくなった。
  4. もっと言えば、USB充電時にコンセントに挿すアダプターからデータが漏れる(技術的には可能)よりは良いということにもしておこう。

関連記事[編集]

外部リンク[編集]