425列車

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425列車(425れっしゃ)は、かつて中央本線篠ノ井線信越本線新宿駅長野駅間に設定されていた下り夜行普通列車列車番号。なお、同じ運行区間で上りに426列車も存在した。

概要[編集]

中央本線には明治時代から夜行普通列車が多く設定されていたが(ムーンライト信州を参照)、戦後には臨時列車は多くあっても定期列車は1往復のみ設定となっていた。

この定期列車の列車番号は、407・408列車、419・418列車と変化し、1972年以降この425・426列車となった。そしてこれが、同線最後の客車普通列車ともなっていた。しかし登山シーズンにおいては、いつも大勢の乗客を乗せていた。

しかしこの客車を管轄する飯田町客貨車区において、この1往復の列車のために従業員を残しておくのは不合理なことと、車両が老朽化したこともあって、電車化して客車を全廃することを日本国有鉄道が発表した。すると国鉄労働組合から合理化反対と反発が上がった上、電車になると旅愁がなくなるとして一部の登山愛好家が「425列車を愛する会」を結成し、(実際には仲違いしていたが)共同して廃止反対運動を繰り広げた。会では、「425列車の歌」として列車の醍醐味を残そうという歌曲まで作成した。

だが一般市民からは新しい国鉄の労働争議と受け取られたこともあり、成果は収められず1975年3月のダイヤ改正で425・426列車は115系電車化され、441M・442M列車となった。

しかし客車を望む声が高かったことから、同年6月から1984年9月までは臨時列車として、国鉄が登山客向けの夜行普通列車を復活させたりした。