駒ヶ滝隧道
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駒ヶ滝隧道 (こまがたきすいどう) とは、かつて埼玉県秩父市に存在したトンネルである。
概要[編集]
かつては国道140号と埼玉県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線に登録されていたトンネルである。二瀬ダム周辺の急勾配などを回避するために建設されたと言われているが、非常に狭い1車線のトンネルとなっている。現在は廃道となっている。
延長は394 m。埼玉県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線はトンネル内で分岐するため、三峰神社にアクセスする際にはこのトンネルを必ず通らなければならず、それなりに交通量があるのにもかかわらず狭いせいですれ違いができないからと出入り口に信号が設置されていた。
トンネル内に待避所はほぼ存在しない。トンネルの形は「馬の蹄の形」と呼ばれるような特殊な形であり、バスのような大きな車はトンネルの下の方の細くなってるところのせいで立ち往生し、しかも人が出れるほどの広さもないので、立ち往生したらタイヤの空気を抜かないと抜け出せないと言われるほどであった。
この区間は国道140号でも雁坂峠に次いで特に険しかった区間である。現在はどちらも改良されているため、国道140号は問題なく通行できる。