非定時ダイヤ
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非定時ダイヤとは毎時同じ時間に運行されない不規則な運行形態である。不規則ダイヤともいう。
概要[編集]
定時ダイヤと異なり、毎時の運行時間が不規則で、さらに行先も増えてしまう。そのためダイヤの暗記がしにくい。主に地方路線や閑散区間で採用される。利用客の少ない時間帯は運行本数を減らし、多い時間帯は増やしているため効率性がある。
海外における主な非定時ダイヤの例[編集]
- フランス
パリの都市圏で運行されるRERを除いてほとんどの地域列車が非定時ダイヤでの運行となっている。
- スペイン
都市圏で運行されるセルカニアスを除いてほぼすべての地域列車が非定時ダイヤとなっている。人口の少ない所では運行本数が極端に少ない。
- ロシア
モスクワやサンクトペテルブルクなどの都市圏を除いて、地域列車でも長距離を走るものが多く、定時ダイヤを導入する意味が薄い。
日本における主な非定時ダイヤの例[編集]
一般的には、デマンドバスや乗り合いタクシーなどがこういった形態をとっていて、需要に合わせて目的地や出発地点が変わるため、ダイヤがないに近い。
路線バスでは、特定の期間の間で需要が大きく変わる路線にて採用されている。一例として、立川バスの応現院線では、沿線に所在する応現院での行事に合わせて運行本数を調整している。ダイヤは立川バスのホームページでpdf形式で公開されている。
また、JRにおいては地方路線で非定時ダイヤとなっている場合が多い。なお国鉄時代、国電区間の一部で標準の着時刻は設定されたものの乗降に応じた発時刻で駅掲示の時刻表には凡その運転間隔しか記載されない「半非定時ダイヤ」とも言うべき状態の路線があった。
関連項目[編集]