非分離動詞
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非分離動詞とはドイツ語における動詞の一種である。
概要[編集]
似たようなものとして分離動詞があるがこれとは用法が異なる。普通の動詞に非分離前綴りといわれる接頭辞を付加したもので分離動詞と異なり使用される際に接頭辞と動詞が分離しない。さらに分離動詞とは違い、過去分詞にgeが付かない。というのもドイツ語の単語のアクセントは基本第一音節、少数で第二音節という決まりがあるので、過去分詞を作ろうとしてしまうとアクセントが第三音節に来てしまうためである。そのため過去分詞は-enのままか不定形から-enを除いて-tを付けるだけである。
非分離前綴りはbe,ge,emp,ent,er,ver,zerなどがある。これらにはアクセントはないので注意。
用法[編集]
現在形[編集]
普通の動詞と同じような使い方をする。
- Ich benutze die Stäbchen für Essen.
- 私は食事にお箸を使う。
助動詞を伴う文[編集]
- Das Baby kann nicht noch das Wort verstehen.
- その赤ちゃんはまだ言葉を理解できない。
過去形[編集]
- Das Gebäude zerbrache durch Erdbeben.
- その建物は地震によって壊れた。
非分離前綴りは気にせず元動詞を過去変化させるだけでよい。zerbrache とあるが、もとのbracheはbrechenで不規則変化動詞なので、不規則変化動詞の場合はそれに従う。
過去分詞[編集]
いうまでもなく、助動詞を伴う文と用法は同じとなる。
- Wir haben viele Male versucht.
- 私たちは何度も挑戦しました。
また、形容詞として使う場合も同様に、
- Die verlorene Welt
- 失われた世界
形容詞変化を適応させる。