青島市
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青島市(せいとう-し/Qīngdǎo)は、中華人民共和国山東省南東部に位置する副省級市であり、黄海に面した港湾都市である。中国有数の工業都市・観光都市として知られる。
概要[編集]
青島市は山東半島の南岸に位置し、温帯モンスーン気候に属する。中国東部の重要な海上交通の拠点であり、対外貿易港としても高い地位を持つ。人口は約1,000万人規模で、都市部と周辺県級市から構成される。
地理[編集]
市域は丘陵と海岸線が入り組んだ地形を持ち、沿岸部には多くの湾や港が存在する。気候は比較的温暖で、夏は湿度が高く、冬は中国北部としては穏やかである。
歴史[編集]
古くから漁業と交易の拠点として発展してきた。19世紀末にはドイツ帝国の租借地となり、この時代に都市計画や港湾整備が進められた。その後、日本統治期などを経て、1949年に中華人民共和国の成立とともに中国の都市となった。現在も市内にはドイツ統治時代の建築様式を残す建物が多く見られる。