電磁場

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電磁場とは、電場および磁場のこと。電磁界とも言い、電界および磁界のこと。

概要[編集]

電荷が2つあると、それぞれの間に力が働く。これは、電荷があると、電荷の回りに矢印ができ、別の電荷がその矢印に沿って動いてしまう、その様に捉えることもできる。この仮想的な矢印のことを電場と呼ぶ。

一方、電荷の流れ(電流)が2本あると、それぞれの間に力が働く。これは、電流があると、電流の回りに矢印ができ、別の電流がその矢印に沿って動いてしまう、その様に捉えることもできる。この仮想的な矢印のことを磁場と呼ぶ。

どちらの場も結局、電荷が関係しているので、両者をまとめて電磁場と呼ぶ。

電荷の分布・流れと、電磁場の関係を定式化したのがマクスウェル方程式である。ここで、秒速30万kmという超高速で伝わる電場と磁場のある種の振動を考えると、マクスウェル方程式を満たすことが分かる。この振動のことを電磁波と呼び、光も電磁波の一種である。