錦川鉄道NT2000形気動車

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錦川鉄道NT2000形気動車(にしきがわてつどうNT2000がたきどうしゃ)は、1987年に5両が製造された錦川鉄道の気動車車両のこと。本項では仕様のやや異なる錦川鉄道NT2100形気動車についても記述する。

概要[編集]

岩日線の錦川清流線転換に伴い5両が登場し、1989年に追加でイベント対応車のNT2100形1両が増備された。

内装に相違はあるが走行装置は同一である。2009年までに全車両が代替廃車されて現存しない。

構造[編集]

南阿蘇鉄道MT-2000形気動車の流れを汲む16.3m級NDCタイプの非貫通両運転台車体で、MT-2000形とは異なり当初から2軸駆動の空気バネ台車を履く。

車内はNT2000形セミクロスシートのトイレなし、NT2100形がセミクロスシートのトイレ付きで、いずれもワンマン対応となっているが後年NT2100形のみオールロングシート化された。

愛称[編集]

以下のように愛称がついていた。

  • 2001 - かじか
  • 2002 - にしき
  • 2003 - わかあゆ
  • 2004 - らかん
  • 2005 - じゃくち
  • 2101 - せいりゅう

いずれの愛称も後継車のNT3000形に受け継がれず、NT3000形では全く別の愛称が与えられた。

廃車[編集]

錦川鉄道再生計画に基づき、2007年3月のダイヤ改正に伴うNT3000形の投入に伴い廃車が始まり、2008年までにNT2000形の5両は全廃。NT2100形2101もNT3000形3004の登場により2008年12月23日のさよなら運転をもって引退、翌2009年1月に廃車となり形式消滅した。

初期のNDCで未更新だったこともあり比較的短命で、2003と2101は車齢20年を迎えられず廃車に至っている。

関連項目[編集]