速度計

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速度計(そくどけい)とは、物体の移動速度を計測するための計器である。英語のSpeedometerからスピードメーターと呼ばれることもある。

概要[編集]

速度計はほとんどの乗り物に搭載されており、車輪の回転や気圧の差、GNSSの測位情報などから移動速度を求め、操縦者に対して表示するための計器である。

自動車[編集]

自動車においてはkm/h(キロメートル毎時)かmph(マイル毎時)の単位が使用され、日本国内では180km/hを上限(軽自動車であれば140km/h)とするメーターが一般的である[注 1]コンビネーションメーターとして警告灯やタコメーターなどと組み合わされ、ドライバーの正面かダッシュボード中央に配置される。

自動車の速度はギアや車輪の回転数から車速を求め、速度計に表示している。古くはトランスミッションとメーターをワイヤーでつないだ機械式が一般的であったが、現代ではセンサからの電気信号で車速を求める電子式が一般的となっている。車速の取り出し元もトランスミッションが主流だったが、現在ではABS制御用の車速センサで車速を検知している車種も多い。

表示は計器盤に表示された数値を針で示すアナログ式か速度を直接表示するデジタル式にわけられている。近年ではコンビネーションメーターのデジタル化が進められており、メーター自体が液晶ディスプレイに置き換えられたものも珍しくなくなってきた。こういったメーターの中には針や目盛をグラフィックで再現するアナログ風表示も可能となっているものもある。

なお、得られた車速はスピードメーターの表示以外にもABSやトラクションコントロールなどの制御機構、速度警報やカーナビゲーションの補正などにも使用される。この車速を伝える信号は車速パルスまたは車速信号と呼ばれる。

日本の保安基準では、速度計はkm/h単位で運転者が容易に確認でき、一定の精度を有することが求められている。精度は速度計表示が40km/hのとき、実際の速度との誤差が定められた範囲内に収まっていることが要件とされる。なお、この許容範囲は2006年12月31日以前と2007年1月1日以降に製造された車両で異なる。2006年以前の車両では、速度計の表示速度が実際の速度をわずかに下回っていても許容されていたが、現在は速度計の表示速度が実際の速度より下回ってはならないよう改定されている[注 2]

鉄道車両[編集]

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航空機[編集]

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船舶[編集]

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関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 一部車種においてはこれらの上限を超えたメーターが装備されることもある
  2. 指示速度が実速度が下回っているということは、メーター読みで40km/hで走行しても実速度は40km/hを超える速度で走行していることになる。これは速度違反という形でドライバーの不利益に直結してしまうため、どのメーカーも実際の速度よりもメーター速度が下振れするように調整しているとされる