警視庁少年課

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警視庁少年課』(けいしちょうしょうねんか)は、警察漫画。原案者に山田順子(東京少年犯罪研究会主幹)と東京少年犯罪研究会の名がクレジット表記されている。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で1984年25号から同年35号まで連載された。全11回、10話、話数表記は「CASE〇」。

話ごとに作画する作家を変えるというスタイルで連載された。単行本は発売されていないが、[[石ノ森章太郎|石森章太郎]が作画した6話のみが石ノ森章太郎デジタル大全の『空港 AIRPORT』に併録されている。

各話[編集]

作画の表記が無い回は石森章太郎の作画回。また石森が作画していない回も監修:石森章太郎としてクレジット表記がある。

  • CASE1 シャブとラブ 前編
  • CASE1 シャブとラブ 後編
  • CASE2 Aiの銀行アイのバンク
  • CASE3 危険な家出 - 作画:松坂奈緒
  • CASE4 おとしの中沢
  • CASE5 うばわれた光 - 作画:柴城マサヤ
  • CASE6 売り屋の裕二
  • CASE7 消えた塗料片 - 作画:青葉俊
  • CASE8 ははおや
  • CASE9 ハンパなオレ - 作画:柴城マサヤ
  • CASE10 グルービーのユキ

『空港 AIRPORT』併録は石森の作画回のみで、CASE1からCASE6にリナンバリングされている。

シャブとラブ[編集]

『週刊少年チャンピオン』の1984年25号と同年26号に前後編で掲載された。連載時は前後編ともに「CASE1」であるが、『空港 AIRPORT』収録では「CASE1」「CASE2」にリナンバリングされている。

サブタイトルの「シャブ」は「覚醒剤」の隠語。「ラブ」は作中で登場するラブラドール・レトリーバーの名前である。

あらすじ
吉祥寺駅で飛び込み自殺した15歳の高校生・畑中由美子の腕には、覚醒剤の注射痕があった。この事件の担当になった警視庁少年課の三井文太は聞き込みを行い、由美子が水村元二にあこがれていたと知る。水村は野球部のエース投手だったが肩を痛めて退部、以降は登校も減り、不良とつるみ、シンナー吸引も行っているとの噂もあった。三井は水村に会って話を聞こうとしたが、水村は「話をするから、まず自分を殴れ」と言う。
水村が不良仲間が借りていたアパートの一室でシンナーをやっていると、由美子がやってきて水村を心配する。むらむらきた水村が由美子を押し倒そうとしたとき、不良仲間たちが部屋にやってくる。不良仲間は由美子に覚醒剤を打ち、輪姦し、その様子を写真に撮った。シンナーでもうろうとしていた水村は行為を見守ることしかできなかった。不良たちは写真を脅迫材料に由美子を呼び出し、性行為を強要すると共に由美子に覚せい剤を打った。
脅迫と覚醒剤中毒に耐えかねての自殺と判断されたが、三井には違和感があった。ひょんなことから、墓地に隠してあった覚醒剤を見つけた三井は、待ち伏せて隠された覚醒剤を取りに来た人間を捕まえた。そいつは由美子を輪姦した不良仲間の1人で、暴力団のチンピラであった。脅迫も通じなくなった由美子が警察に自供するのを恐れて、駅のホームから由美子を突き落としたのであった。
実際に起こった事件であるが、実在の個人・団体名等には一切関係ないと記されている。