荒野の七ひき
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『荒野の七ひき』(こうやのななひき)は、手塚治虫のSF短編漫画。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)の1972年7月17日号に読み切り掲載された。単行本『ライオンブックス』などに収録されている。
あらすじ[編集]
汎地球防衛警察連盟(PEGPP)決死隊の
炎天下の荒野に水も食料もない状態の行軍が行われる。宇宙人たちは自分が生成した水を分け与えたり、中には食糧として自分の身体の一部を差し出すようなことも始めた。その宇宙人にとっては、「飢えた者に自らの身体を与える」というのは、生存戦略であり習慣でもあったが、地球人である潮と味島の2人は全く理解できなかった。
地球の言葉がわかる宇宙人の1人から、「どの星の習慣もそれぞれの星でしか通じないもの」と諭されるが、地球人の2人には種族の異なる者同士の自己犠牲と助け合いの行動が理解できず、助けを呼ぼうとした宇宙人を疑って、救出のチャンスを無にしてしまう。
途中、地球人のキャラバンと遭遇するが、キャラバンは潮たちを敵だと思い込んで攻撃をしかけてきた。味島が自らの生命と引き換えにして、潮たちはどうにか生き残っ宇宙人の一人が脱皮をして、羽の生えた成人へと変態し、助けを連れてきた。潮は地球人の仲間たちに宇宙人たちを元の場所へ戻すように頼んだ。
外部リンク[編集]
- 荒野の七ひき - 手塚治虫公式サイト