老竹色

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老竹色(おいたけいろ)とは、この色。竹の色のバリエーション、竹の色の修飾語の一つで、長い歳月を経て年を取って、竹が呼吸できなくなって腐敗し、勢いの衰えた竹の色に由来する、くすんだ黄緑。老いた竹の色。実際には、竹が枯れて、老朽化し、カビが生えて、古臭い感じになっているわけではなく、表面がしだいにくすみ、緑みが減り、黄みがかり、灰色がかった鈍い黄緑をいう。枯竹色はあまり使われない表記である。竹が酸化して錆びたものといえる。年老いた老竹の色は、落ち着きを感じさせる、くすんで黄みがかった色になる。

「老」の修飾語を持つ色彩表現は、「古い」「昔の」という意味で、「ドラブ」に相当し、元となった色より灰色がかった色を指し、彩度を落とした色の修飾語に使われ、古臭い、汚れ、地味、陰気、暗い、くすんだ、濁った、鈍い、枯れる、滅びる、腐敗、劣化、崩壊、不吉、不気味というイメージがある。「老」は、年齢の修飾語に使われている。

江戸時代から、青・若・老の竹色3点セットで用いられた。

若竹色の対語の概念とされている。


老竹色
16進数表記#748941
RGB (116, 137, 65)
HSV (77°, 53%, 54%)
HSL (77°, 36%, 40%)
HWB (77°, 25%, 47%)
XYZ (17, 22, 8)
Lab L:54.01 a:-19.5 b:35.77


関連項目[編集]