神話・歴史上の強姦された女性の一覧
ナビゲーションに移動
検索に移動
この一覧ではレイプされた女性の一覧を扱う。強姦は歴史および神話では普遍的なトピックであり、下記は神話上・歴史上の著名な性暴力被害者である。なお、存命人物や近年の出来事はリストに含めないこと。
神話[編集]
ギリシア神話[編集]
- アルクメーネ - 夫の姿を装ったゼウスに強姦された
- カリストー - 眠っている際にゼウスに強姦された
- カッサンドラ - 小アイアスに強姦され、その後、アガメムノンの妾にされた
- デメテル - 弟のポセイドンに強姦され、妊娠・出産した。
- レダ - 白鳥に変身したゼウスに犯された
- メデューサ - 女神アテナの神殿で、ポセイドンにレイプされた
- ペルセポネ - 叔父のハデスに強姦された。また、いくつかのバージョンでは、父のゼウスに強姦されている。
- ピロメーラー - 義兄のテレウスに犯された。
北欧神話[編集]
旧約聖書[編集]
- ディナ - 男に強姦され、兄弟たちが復讐した
- タマル - 異母兄のアムノンに陵辱された
- ダビデの側室10人 - 古代イスラエルの王ダビデは、王子アブサロムに反乱を起こされた。ダビデは首都から逃亡したが、10人の若く美しい妾が家を守るために残った。やがてアブサロムは軍勢とともに首都に突入すると、10人の妾を引きずり出し、その美しい身体を陵辱した。
その他神話[編集]
- ギネヴィア - 英雄アーサー王の王妃。夏の国の王に誘拐され、監禁レイプされた。その後、救出に来た騎士ランスロットとの道ならぬ恋に落ちるが、そのことが国を崩壊に追い込む。やがて王の甥であるモルドレッドは、ギネヴィアに欲情して彼女を犯した。
紀元前12世紀[編集]
- カッサンドラ - トロイの王女。トロイア戦争で国が滅んだあと、敵将の小アイアスに路上で強姦され、その後、戦利品として別の敵将アガメムノンの妾となり弄ばれた。
紀元前8世紀[編集]
紀元前6世紀[編集]
- ルクレティア - 美人の人妻。紀元前509年、ローマの王子に強姦された[1]。
- 驪姫 - 異民族の驪戎の娘で、絶世の美少女。晋の献公が驪戎を伐つと、降伏の証として妹とともに献公に差し出された。後に悪女として名を馳せる彼女だが、当初は無理やり異国に連れ込まれ、献公に犯される日々を悲しんでいたという。のちに妹ともども妊娠。
紀元前1世紀[編集]
1世紀[編集]
- セイヤヌスの娘 - 帝政ローマの政治家、セイヤヌスの娘。父が失脚すると、幼いアエリアも収監された。アエリアは「わたしが何か悪いことをしたの? お仕置きがすんだら、ここから出してくれる?」と何度も尋ねていたという。ローマでは慣習で処女は処刑できなかったため、看守に陵辱された後に絞殺された。
2世紀[編集]
- 万年公主 - 霊帝の娘。正史に記載されている通り、190年、侵攻してきた董卓によって宮女たちとともにレイプされる。;
- 蔡文姫 - 才色兼備の美少女。17歳のときに、騎馬民族にさらわれ、奴隷となりレイプされ妊娠した。
- 文昭皇后甄氏 聡明な美女。21歳のとき敵軍に囚われ、夫がいる身にも関わらず、敵将の曹丕に手籠めにされた。
- 鄒氏 - 美しい未亡人。曹操に無理やり関係を迫られた後、戦乱のなか殺害される。
3世紀[編集]
4世紀[編集]
- 聖アグネス - 12歳から13歳の幼い少女。304年、キリストに処女を捧げると述べたことを問題視され、売春宿に送られて強姦され、処女を失い、処刑された。
- 李皇后 (前秦) - 中国の王朝・前秦の皇后。前秦は衰退しており、夫が敵国の将軍に殺されると、皇后は捕虜となった。皇后の身でありながら、彼女は恩賞として敵の将軍に与えられる。そして、犯され彼の妾として過ごすこととなった。
- 楊皇后 (前秦) 中国の王朝・前秦の皇后。前秦は衰退しており、夫の皇帝は西燕の慕容永に敗北。殺されてしまう。楊皇后は捕虜となり、慕容永に手籠めにされる。そのまま妾とされそうになるが、慕容永を剣で暗殺しようとして失敗。殺害された。
- 安定公主 - 前趙の皇女。わずか11歳のとき、父帝は殺され、国は滅んだ。幼い彼女は捕虜となったが、可憐な容姿だったため、敵軍の目に留まった。簒奪者の石虎に目をつけられた公主は、護送中に強姦された。やがて石虎の皇后として妊娠するも、権力闘争に巻き込まれ殺害された。
- 程遐の妻女 - 後趙の皇族・石虎は、重臣・程遐と対立。彼を憎んだ。そこで石虎の手下数十人が夜陰に紛れて程遐の家を襲った。男たちは怯える程遐の妻や妾、娘たちから衣服を奪った。そして、朝まで彼女たちを犯し、辱めた。男たちが去るとき、残されたのは精液まみれの全裸の女性たちばかりだった。
5世紀[編集]
6世紀[編集]
- 李祖娥 - 先帝の皇后だったが、夫の弟が即位すると、彼に脅迫されて強姦される。のちに妊娠[3]。
- 菟道磯津貝皇女 - 皇女。巫女だったが、強姦されて処女を失い解任。
- 甘美媛 - 新羅遠征に随行した将軍の妻であり、他の女性とともに、敵の捕虜となり、敵将に路上で強姦された。
7世紀[編集]
- 宣華夫人陳氏 - 皇女にして絶世の美女。12歳で国が滅ぶと、敵国の皇帝の側室として犯された。その17年後、皇帝の死の直前に皇帝の息子に迫られ犯されそうになるも泣きながら逃げる。だが結局、皇帝の死後に強引に犯され、後宮へ連行された。
- 巣王妃楊氏 - 夫は皇族だが後継者争いで処刑されると、奴隷とされ、夫の仇に犯された。
8世紀[編集]
9世紀[編集]
10世紀[編集]
- ログネダ - ポロツク公女。980年、隣国の君主・聖ウラジーミルとの結婚を拒否すると、国を侵略され、14歳の彼女は両親の前で強姦された。
- 済子女王 - 天皇の孫娘。伊勢斎宮となったが、武士に強姦されて処女を奪われて失脚。侍女も衣服を剥がれ強姦された。
- 平貞盛の妻 - 源護の妻・源扶の妻らとともに、敵である平将門の軍に捕らえられ、レイプされた。将門が制止した際にはすでに輪姦された後であり裸にされ涙を流していたという[4]。
11世紀[編集]
- 藤原惟通の未亡人 - 貴族の妻。東国で夫が亡くなったあと、武士の平為幹にレイプされた。
- 観峯女 - 平安時代の貴族の妾の未亡人。強姦目的で家を襲われ、車で拉致された際に犯されたと推測される。
- エウプラクシア - 神聖ローマ帝国の皇后で美女で有名。祖国から差し出された人質でもあり、祖国と嫁ぎ先が対立すると、見せしめとして多くの男にレイプされ、父親不明の子を孕んだ。
12世紀[編集]
- 洗衣院の女性たち - 北宋の皇女・妃たちが収容され、異民族の娼婦として強姦された。
- 狄玉輝 - 中国北宋の皇帝・欽宗の妃の一人。13歳の美少女だった。女真族によって北宋が滅亡すると、玉輝は捕らえられる。彼女は上半身を裸にされ、家畜のように扱われる。雑兵たちに繰り返し犯された。欽宗のもとに返されたが、子を孕んでいたという。
- 完顔重節 - 金王朝の暴君・海陵王の義理の娘。母は美貌で知られたが、夫が死ぬと海陵王に無理矢理に妾とされた。13歳だった重節も海陵王に目をつけられ、自室に侵入された。泣きながら抵抗した幼い少女は、結局、レイプされた。この期、母娘そろって性奴隷として過ごしたという。
- ボルテ - チンギス・ハンの妻。19歳のとき敵の襲撃で拉致され、強制結婚、強姦された。ジョチを敵の種で妊娠したとも言われる[5]。
13世紀[編集]
- コンスタンティノープルの女性たち - 第4回十字軍でコンスタンティノープルが陥落すると、女性たちは修道女も含めてすべてレイプされた。
14世紀[編集]
- 西園寺禧子 - 10歳の幼く可憐な貴族少女だったが、男の屋敷に拉致されて強姦され、孕んだ。
- マルグリット・ド・カルージュ - 1386年、24歳の彼女は夫のライバルの家で二人がかりで強姦され、裁判沙汰となり、夫と強姦魔が決闘し、夫が勝利した。
15世紀[編集]
- ジャンヌ・ダルク - 19歳の少女。牢獄でレイプされ処女を失った。
16世紀[編集]
- 荒木だし - 戦国武将の妾。21歳。「今楊貴妃」と言われるほどの美人だった。織田軍の捕虜となったとき、「あらけなき雑色どもの手にわたり」(『信長公記』)、妹たちとともに輪姦された挙げ句、処刑された。
- 朝倉氏の女房 - 朝倉氏が滅亡した際、下民に捕まりレイプされ、数日に渡って監禁され慰みものとされる。その後、自殺。
17世紀[編集]
- アルテミジア・ジェンティレスキ - イタリア・バロック期の天才女流画家。1612年、19歳のときに師匠に強姦された。
- クセニヤ・ボリソヴナ・ゴドゥノヴァ - ロシア皇女で美人で教養ある未婚の女性として知られた。1608年、弟の皇帝が簒奪者の偽ドミトリー1世に殺害された後、23歳のクセニヤは彼の妾に強制的にさせられ、処女を奪われた。五ヶ月にわたって弄ばれた。修道院に追放後、出産した
- 懿安皇后張氏 - 明の天啓帝の皇后。傲慢な性格だったが容姿はとても美しかったという。1644年、李自成の反乱軍が皇宮に侵入すると、混乱のなか行方不明となった。『懿安后事略』によれば、懿安皇后張氏を名乗る美女が反乱軍に捕らえられていた。彼女は将兵に性的奉仕を強いられた後、殺されたという。
18世紀[編集]
- 黎玉昕 - 衰退したベトナムの王朝・黎朝の皇女。聡明で詩歌に秀でた美少女だった。だが、16歳のとき、反乱軍の阮恵に迫られてその妾となることを強いられる。その上、阮恵の兄の阮岳にも欲情され、彼に強姦されてしまった。
19世紀[編集]
- 唐橋 - 江戸時代末の将軍の娘・峯姫の侍女。公家の生まれで大変魅力的な女性だった。多くの男から言い寄られたが「わたしは姫様にお仕えする身ですから」ときっぱりと断った。しかし、峯姫の輿入れ先で藩主の弟に目をつけられる。藩邸の一室で手籠めにされ、弄ばれた挙句、妊娠・堕胎した。
- 神保雪子 - 上級武士の妻で美人だったが、夫の死後に戦争に巻き込まれ、23歳で捕虜となり輪姦された後に自殺。
- メアリ・アッシュフォード - 20際の村娘で美少女として知られたが、強姦で処女を失い溺死させられた。
20世紀[編集]
脚注[編集]
- ↑ Cornell, Timothy J 「9. The Beginnings of the Roman Republic: 2. The Problem of Chronology」『The Beginnings of Rome: Italy and Rome from the Bronze Age to the Punic Wars (c. 1000-264 BC)』 Routledge〈The Routledge History of the Ancient World〉、1995年、218–225。ISBN 978-0-415-01596-7。
- ↑ 『日本書紀』「鬪將遂於露地奸其婦女」
- ↑ 北史 巻14
- ↑ 『将門記』 女人の恥を匿さんがために、勅命を下すといえども、勅命より以前に、夫兵のために悉く虜領せられたり。なかんずく貞盛が妻は、剥ぎ取られて形を露わにして、更に為方なし。眉の下の涙は面の上の粉を洗い、胸の上の炎は心中の肝を焦る。
- ↑ 元朝秘史