白花繚乱-白き少女と天才軍師-

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白花繚乱-白き少女と天才軍師-』(びゃっかりょうらん-しろきしょうじょとてんさいぐんし-)は、原作:田中芳樹、作画:栗美あいの中国歴史漫画。

月刊プリンセス』(秋田書店)にて2023年2月号(2023年1月6日[1]より連載中。秋田書店のWeb媒体・チャンピオンクロスでも掲載されている。単行本は既刊6巻(2025年8月時点)。

田中芳樹が1998年に上梓した小説『奔流』(祥伝社刊)を原作とする。南北朝時代北魏との戦争を舞台に、兄・梁山伯を探す男装の少女・祝英台と梁の軍師・陳慶之との関りを描く。

登場人物[編集]

祝英台、梁偉(梁山伯)を除き、実在の人物である。

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暴虐と暗愚を極めたの蕭宝巻を討ち、蕭衍が皇帝となった国。貴族や官僚の中には前王朝の斉に味方し、梁皇室をないがしろにする者も少なくない。

祝 英台(しゅく えいだい)
生き別れた兄(血縁は無い)の梁山伯を男装して探している少女。
陳 慶之(ちん けいし)
字は「子雲(しうん)」。
武威将軍だが、武術や乗馬はまったくダメ。
梁 偉(りょう い)
字は「山伯(さんぱく)」。祝英台の兄。
文武に優れる。
胡 龍牙(こ りゅうが)
山賊であったが、陳慶之の策にはまって捕らえられ、腕前を買われてそのまま部下となる。
韋 叡(い えい)
歴戦の老将にして名将。
韋 放(い ほう)
字は「元直(げんちょく)」
韋叡の息子で、韋叡の行動に振り回される。
蕭 衍(しょう えん)
梁を建国した今上帝。
曹 景宗(そう けいそう)
字は「子震(ししん)」。梁では随一の勇将。しかしながら酒好き、女好きで素行も悪いため、評判は悪い。

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三国志時代の曹操の「魏」との混同を避けるために歴史的には「北魏」と称されるが、国号としては「魏」である。

元 英(げん えい)
魏の皇族で、中山王。もっぱら「中山王(ちゅうざんおう)」と呼ばれる。
梁軍を攻める魏軍の総帥で「武神」の誉れも高い。武威のみでなく、玉笛の名手でもある。
楊 大眼(よう たいがん)
中山王配下の天下に名だたる猛将。
漆黒の鎧に身を包んだ騎馬隊を率いる。
潘 宝珠(はん ほうじゅ)
楊大眼の妻であるため「潘夫人」とも呼ばれている。自身も中山王配下で精鋭の諜報部隊を率いる将である。
イケメン好きのダイナマイトバディな美女。伎女に扮して梁軍が占領した合肥城に潜入した際は、祝英台を女性であると一目で見抜き、「愛する男を家で待ち続けるなんて無理。(戦場であっても)常に傍らにいてこそ」という持論を語る。

脚注[編集]

外部リンク[編集]