樹林寺 (大田区)
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概要[編集]
旧本山は身延山久遠寺。明治時代初期の神仏分離以前は、道々橋八幡神社の別当寺でもあった。
祖師像は区の指定文化財になっている。
歴史[編集]
江戸時代前期に詮了院日義の開山で創建された。開山日義が寛永5年(1628年)没であるから、この頃の創建と考えられている。
開創にかかる伝承によれば、附近の村には各村一ケ所以上の寺があったが荏原郡の道々橋村にはまだ寺がなかった。村人たちは寺の建立を熱望していたが資力が乏しく願いが叶わなかった所、村の綿屋の娘が江戸城に奉公し将軍付の腰元となっていたことを聞いて浄財を寄せ、碑文谷法華寺の末寺として建立されたという。
しばらく碑文谷法華寺の末寺であったが不受不施派が禁教となったため、身延山久遠寺の末寺に改められた。祖師像はこの時碑文谷法華寺から遷座されたものと伝わる。