梁英聖

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梁 英聖(りょん やんそん、1982年 - )は、社会学者。反レイシズム情報センター(ARIC)代表。

東京生まれ。在日コリアン3世世代[1]。2006年東京都立大学法学部政治学科卒業[2]。2015年3月に反レイシズムNGO「反レイシズム情報センター(ARIC)」を立ち上げ、代表を務める[1][3]。2017年一橋大学大学院言語社会研究科博士前期課程修了。2021年同後期課程修了[4]、「1952年体制と現代日本の新自由主義的レイシズムに関する一考察」で博士(学術)(一橋大学)[5]。2022年東京外国語大学世界言語社会教育センター講師[6]。 専攻は社会学、社会思想、レイシズム[7]

2021年に第9回若手難民研究者奨励賞(主催:真如育英会真如苑、共催:難民研究フォーラム)を受賞[8]

人物[編集]

  • 特定非営利活動法人POSSEが発行する労働問題誌『POSSE』vol.2(2008年12月)に「フリーライター」の肩書で「「名ばかり管理職」と非正規労働者――マクドナルドとSHOP99の現場から」を寄稿している。『POSSE』vol.4(2009年7月)に「ライター」の肩書きで「山形・福岡で広がるユニオン――相談とネットワークが地方の運動をつくる」を寄稿している。
  • 2019年8月1日、一橋大学の米国人男性准教授が授業時に朝鮮人へのヘイトスピーチを繰り返しているなどとして、国立市に対して同市の条例に基づく人権救済を申し立てた[9]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『日本型ヘイトスピーチとは何か――社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)
  • 『レイシズムとは何か』(筑摩書房[ちくま新書]、2020年)

共著[編集]

  • 『右傾化・女性蔑視・差別の日本の「おじさん」政治』(前川喜平、能川元一、梁・永山聡子共著、梁・永山聡子編集、くんぷる、2021年)

訳書[編集]

  • グレイシー・メイ・ブラッドリー、ルーク・デ・ノローニャ『国境廃絶論――入管化する社会と希望の方法』(柏崎正憲共訳、岩波書店、2025年)

監修[編集]

  • 『止めたい!人種差別 3 「ガイジン」って呼ばないで!ほか』(汐文社、2022年)

分担執筆等[編集]

  • 岩佐茂、佐々木隆治編著『マルクスとエコロジー――資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版[nyx叢書]、2016年)
  • 永田浩三編著『フェイクと憎悪──歪むメディアと民主主義』(大月書店、2018年)
  • 清原悠編『レイシズムを考える――anti‐racism』(共和国、2021年)

出典[編集]

外部リンク[編集]