校長効果
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校長効果(こうちょうこうか)は、異常な外れ値によって平均値が大きく変化してしまうことを表す俗語である。
概要[編集]
ここでの『校長』は、2015年に発覚した横浜市立中学校長買春事件の犯人を指す。この人物はフィリピンで延べ12,660人の女性を買春したことで知られているが、その異常な買春人数によって「特定の校長数名の買春人数」などの統計データに於いて、その平均値に実態と沿わない異常な値が算出される。
例えば収入など、上位と下位で極端に差が開いている場合や、あるいは1人のみが他の数万倍という極端な外れ値がある場合、平均値は極端な事例に引き寄せられて、常識的に考えられる値から大きく異なったものとなることがある。例えば、大谷翔平という極端な外れ値が原因で、2013年の花巻東高校卒業生の年収が大きく引き上げられている。
また、日本国内で最も地震が多い都道府県は長野県であるが、これは松代群発地震が71万回発生していることが原因であり、日本の都道府県の平均地震発生回数の平均をとると長野県という外れ値によって大きく引き上げられてしまう。
このような事例は、代表値として平均値が役立たない場合が存在する事例として挙げられることがある。