未知形と既知形

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未知形既知形とは主に北欧言語で見られる名詞の形態である。

概要[編集]

ある普通名詞が初めて文の中で登場する際に、基本名詞はこの未知形として登場する。その後、この名詞がのちの文で登場する際は既知形に変化して使われる。未知形は他の言語では不定冠詞のついた名詞に相当し、既知形は定冠詞のついた名詞に相当する。また、会話などで、明らかに身につけているものが見てわかる場合は、そのものが初めて登場する場合でも既知形が使われることが多い。

例文[編集]

以下はデンマーク語での例である。

Jeg har købt en ny bog.
新しい本を買ったんだ。
Hvad bogen er den?
それは何の本なの?
Den er om matematik.
数学についてだよ。

関連項目[編集]