晩三吉

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晩三吉(おくさんきち)、晩三吉梨は、和梨の品種の1つで、数少ない晩生品種である[1]

生産量は少なく、日本全体での梨の流通量からすると晩三吉の流通量は1%に満たない。

江戸時代に新潟で発見された「早生三吉」の偶発的に変異した個体が起源とされる。明治時代から昭和初期には優良品種として日本全国で栽培されていた。

一般的に晩生品種の梨は早生品種、中生品種の梨と比べると食味が劣ることから、既存の晩生品種の梨は近年は価格低迷が著しく、梨栽培面積の約4割で晩生梨を栽培している大分県では、独自の良食味の晩生種育成に対する要望が強い[2]

今日では、大分県日田市が晩三吉の主たる生産地となっている[3]。。

日田市では、4月後半に花が満開となり、満開日から約200日後となる11月以降に収穫される[3]。日持ちもするため、年が明けても販売されている。

脚注[編集]

  1. 果樹研究所 (2011年10月14日). “ナシ「王秋」、リンゴ「もりのかがやき」、カキ「貴秋」”. 一押し旬の話題. 農業・食品産業技術総合研究機構. 2025年12月30日確認。
  2. 晩生ニホンナシの新品種「豊里」”. 農業・食品産業技術総合研究機構 (2006年). 2025年12月30日確認。
  3. a b 川田重徳 ほか「日本ナシ‘晩三吉'の生育・成熟特性」、『大分県農業技術センター研究報告』第33号、大分県農業技術センター、2003年、 39-56頁。