時をかける学園
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『時をかける学園』(ねらわれたしょうじょ)は、ゆうきまさみによるパロディ漫画。
『月刊OUT』(みのり書房)にて、1983年10月号から1984年10月号に連載された。ゆうきまさみの短編集に収録されている。
原田知世が主演した1982年のテレビドラマの『ねらわれた学園』(原作:眉村卓)、主演:原田知世)と1983年公開の角川映画『時をかける少女』(原作:筒井康隆、監督:大林宣彦)をミックスし、さらにアニメ番組ネタや業界ネタ、時事ネタをつぎ込んでいる。
登場人物[編集]
- 芳山 和子(よしやま かずこ)
- モデル - 原田知世
- ある日とつぜん時間跳躍の超能力に目覚め、各方面から狙われることになる。時間跳躍しつつパジャマに着替えることができる理由は不明。作中では「大林監督に聞いてみましょうか」と書かれている。
- 弓道部に所属する。
- 時間跳躍のトリガーとなるのは「大徳寺印の水戸納豆」の香り。
- 目高組組長の遠縁でもあり、「女子高生組長ザセツです」では次代組長にとスカウトに来た。なお、芳山の父には既に断られたとのこと。制服がセーラー服ではないことを理由に断っただめ、目高組は解散することになった。1982年のテレビドラマ『セーラー服と機関銃』も原田知世の主演作である。
- 深町 一夫(ふかまち かずお)
- モデル - 高柳良一
- 芳山のクラスメイトの男子。その正体は未来からきたケン・ソゴル。
- 堀川 吾朗(ほりかわ ごろう)
- モデル - 尾美としのり
- 芳山のクラスメイトの男子で幼馴染でもある。芳山からは「ゴロちゃん」と呼ばれる。
- 高見沢 みちる(たかみざわ みちる)
- モデル - 伊藤かずえ
- 生徒会長。超能力者であり、「アポート」による重いクリスタルガラス製の灰皿を出現させ頭上から落下させたり、手裏剣のように飛ばして攻撃することができる。
- 京極(きょうごく)
- モデル - 本田恭章
- 未来人。いい加減な大人が蔓延した結果、社会はダメになったとして歴史改変を企む。芳山の時間跳躍の能力があれば、失敗してもやり直せると入手を試みる。
- 米田(よねだ)
- モデル - 米田裕
- 教師。
- 伊豆内(いずうち)
- モデル - 出渕裕
- 生徒会役員。高見沢の側近的な立場であり、さまざまな
進化獣 ()を作り出すが、ほぼ役に立たない。最後は自らをゴジラシンカへと改造した。 - 出渕が、1983年度のスーパー戦隊シリーズ『科学戦隊ダイナマン』で敵側デザインに起用されたことから。
- ゆうき、火浦、とり
- モデル - ゆうきまさみ、火浦功、とり・みき
- モブ役として時に生徒、時に一般人として登場。
各話[編集]
- 紹介編
- 和美、時をかける
- 女子高生組長ザセツです
- 京極あらわる
- 高見沢みちるの挑戦
- 逃走開始
- まぼろしの反乱
- 瓦落としの恐怖
- BEAT IT!(やっつけろ)
- 討ち入り満員
- 天国にいちばん近い学園
収録単行本[編集]
- ぱろでぃわぁるど (1985年、みのり書房)
- ゆうきまさみ初期作品集 early days (2008年、角川書店)