拡張承認された利用者

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拡張承認された利用者(かくちょうしょうにんされたりようしゃ、:extendedconfirmed user[1][2])は、ウィキペディアに存在する利用者グループの一つである。

概要[編集]

拡張承認された利用者とは、前述した通り、ウィキペディアに存在する利用者グループの一つである。拡張承認をされると、拡張半保護されたページの編集が行えるようになる[1][3]自動承認された利用者の上位互換。

ウィキペディア日本語版では、アカウント登録してから120日が経過し、500回以上の編集を行ったら自動的に自動承認された利用者から拡張承認された利用者に昇格する[1]。不適切な編集を繰り返したり、編集合戦をしたりすると、管理者から拡張承認された利用者の権限を取り消される場合がある[3]

余談だが、拡張承認された利用者制度は一部のウィキペディアでしか導入されていない[1]

導入理由[編集]

ウィキペディアで拡張承認された利用者制度が導入された理由は以下の通りである。

日本語版[編集]

ウィキペディア日本語版で拡張承認された利用者制度が導入された理由は、自動承認の壁を乗り越えて荒らしてくる荒らしへの対策のためである[1]

英語版[編集]

英語版ウィキペディアで拡張承認された利用者制度が導入された理由は、利用者間の編集合戦、論争に対する仲裁措置やコミュニティの問題に対処するためである[2]

認証条件[編集]

拡張承認をされるためには、以下の条件を満たしていなければならない。

日本語版[編集]

ウィキペディア日本語版で拡張承認をされるためには、初編集をしてから120日経過しており、かつ500回の編集を行っていなければならない[1][3]

英語版[編集]

英語版ウィキペディアで拡張承認をされるためには、初編集から30日が経過しており、かつ500回の編集を行っていなければならない[2]。ウィキペディア日本語版と比べて条件は緩い。

権限[編集]

拡張承認をされると、以下の権限が行使できるようになる。

日本語版[編集]

ウィキペディア日本語版で拡張承認をされると、拡張半保護されたページの編集、作成が可能になる[1][3]それだけである。ファイルのアップロードが可能になるとか、新しい機能が使用できるようになるとか、役職に就き易くなるなどは一切なく、ただ、拡張半保護されたページが編集できるようになるだけである。勿論これだけでも便利になるのだが、英語版の権限と比べると、見劣りする場面もある。

英語版[編集]

英語版ウィキペディアで拡張承認をされると、拡張半保護されたページの編集・作成が可能になるのは勿論、コンテンツ翻訳ツール(他言語版の記事を翻訳する際に少しだけ翻訳を手伝ってくれる機能[4])の使用が可能になる[2]実は「コンテンツ翻訳」という登録利用者なら誰でも使えるコンテンツ翻訳ツールに似たものがMediawikiから提供されている[5]

拡張承認の取り消し[編集]

不適切な編集を繰り返したり、編集合戦を行ったりすると拡張承認は管理者によって取り消される[3]。一度拡張承認を取り消されてしまったら、二度と自動的に拡張承認された利用者になることはない[3]。だが、無期限ブロックにされても拡張承認は取り消されない。()

権限の申請[編集]

何らかの理由で拡張承認が必要な場合、又は拡張承認が取り消された利用者は管理者伝言板に拡張承認の申請を行い、その申請が受理されることで拡張承認が手に入る[3]

ただし、誰でも申請できるわけではなく、少なくとも初編集から1ヶ月が経過しており、かつ100回の編集を行っていなければ、申請はできない[3][6]。一度拡張承認が取り消されてしまった利用者も同様に、拡張承認が取り消されてから暫く時間を置いてから申請しなければならない[3]。直近にブロックを受けた経験がある利用者も申請ができない[6]

拡張承認とブロック[編集]

拡張承認をされていればブロックを受けにくいわけではない。いくら拡張承認をされていても、低質な管理活動や他の利用者への暴言、多重アカウントの不適切な利用などを続けていれば必ずブロックされる。()

他言語版における拡張承認された利用者[編集]

拡張承認された利用者制度を導入しているウィキペディアはほんの一部である。拡張承認された利用者制度を導入していないウィキペディアでは、日本語版には存在しない利用者グループが拡張承認された利用者制度の代わりしていたり、そもそも拡張承認された利用者制度に近い利用者グループが存在しないことがほとんどである。()

マイペディアにおける拡張承認された利用者[編集]

マイペディアにも拡張承認された利用者制度は存在する[7]。拡張承認された利用者の権限はウィキペディア日本語版と全く同じで、拡張半保護されたページの編集が可能になるのみである[7]。また、権限申請も行える[8]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g ウィキペディアン. “Wikipedia:利用者” (日本語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  2. a b c d ウィキペディアン. “Wikipedia:User access levels” (英語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  3. a b c d e f g h i ウィキペディアン. “拡張半保護の方針” (日本語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  4. ウィキペディアン. “Wikipedia:Content translation tool” (英語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  5. ウィキメディアン. “Content translation/ja” (日本語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  6. a b ウィキペディアン. “Wikipedia:管理者伝言板/拡張承認の申請” (日本語). ウィキメディア財団. 2025年2月9日確認。
  7. a b マイペディアン. “マイペディア:利用者” (日本語). Miraheze. 2025年2月9日確認。
  8. マイペディアン. “マイペディア:権限保持者への依頼” (日本語). Miraheze. 2025年2月9日確認。

関連項目[編集]