抗力とは物体が流体中を運動する際に、流れに置かれた物体が、その流れの速度と並行方向かつ速度と同じ向きに流体から受ける力である。身近な例としては自動車や鉄道車両が走る際に発生する空気抵抗や、飛行機が受ける空気抵抗などがあげられる。流体の密度、速度によって抗力は定まる。物体の前面と背面で流れがなくなりその圧力で発生する圧力抗力と、物体と流体の間の摩擦によって発生する摩擦抗力に区分される。
抗力 D {\displaystyle D} は、流体の密度 ρ {\displaystyle \rho } 、速度 v {\displaystyle v} 、代表面積(進行方向に対して垂直な力を受ける面積) S {\displaystyle S} 、抗力係数 C D {\displaystyle C_{D}} で求めることができる。