意識のハード・プロブレム

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意識のハード・プロブレムとは、物質および電気的・化学的反応の集合体であるから、いかにして主観意識体験が生じるかという問題。 意識のむずかしい問題意識の難問とも。

概要[編集]

この分野の研究の歴史は1990年代に本格的に開始され、1994年にオーストラリア哲学者デイヴィド・チャーマーズによって、"これからの科学が正面から立ち向かわなければならない問題"として提起された。
対置される概念として、意識のイージープロブレムがあり、こちらは脳における情報処理物理的過程を扱う。

現状[編集]

コンピューター技術の発展にともなって意識の複製・転送実現可能性がいっそう議論されている。 さらに、人工知能が人間的な意識やを持ち得るかという問題とも関連する。

関連項目[編集]