待ち行列

待ち行列とは何らかの目的を同じくする者達が自分に順番が回ってくるのを待って列を成して並ぶ事である。 日本語で単に「行列」と言えば大抵はこの事を指す。

概要

社会的動物である人間は可能な限り安寧と秩序を希求する生き物であるから同種間で競争が生じた時であってもできるだけ公平公正を望む場合が多い。その際に採用される事が多いのが先着順即ち「早い者勝ち」である。

特定の場所で先着順の何らかのサービスが実施されている場合それを求める者は必然的に列を成して並ぶ。これが「待ち行列(或いは単に行列)」である。以下、本稿ではこれを「行列」と略記する。

行列が大きくなる理由

行列の規模が拡大する理由は多種多様であり一概にこれが原因だと決め付ける事はできないが幾つか列挙すると次のようになろう。；

• 1).大安売りなどイベントが催されている
• 2).先頭の客と店員の間でトラブルが起きている
• 3).人気商品が新発売されている
• 4).その人気商品を狙って転売ヤーが群がってる
• 5).レジの故障や停電など不可抗力の事態の発生

問題点その他

人気商品の発売日などでは開店前または販売受付時間前に長蛇の行列ができる事もある(数時間前、酷ければ数日前から大行列を作る事も)。あまりにも長大かつ長時間の行列は店側や近隣住民にとって迷惑になるので店としては整理券を発行するなどして客にサービス受付時間内に来てもらうようにする場合もある。

また店舗の外にまで行列が伸びている場合一部のマナーの悪い客がごみをポイ捨てしたり所構わず喫煙したり様々な問題行動を起こす事もあり得る。更に割り込みや喧嘩など行列を作る者同士の間でトラブルが発生する事もある。

ー極端に大規模な行列の発生は防災及び事故防止の観点から考えても好ましい現象であるとは到底言えない。最悪将棋倒しなどといった凄惨な事故に繋がる可能性も否定できない。

更に行列を構成している群衆の行動如何によっては緊急車輌の通行の邪魔、ひいては事故・災害に対する救助活動の妨害にすらなりかねない。