富士急行6000系電車

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが富士急行6000系電車の項目をおカタく解説しています。
右が6000系。左はJR東日本E353系

富士急行6000系電車(ふじきゅうこう6000けいでんしゃ)とは、富士急行の所有する通勤型車両の1つ。

概要[編集]

2012年より国鉄205系電車を譲り受け、3両編成への短縮や抑速ブレーキの取り付け、耐寒耐雪仕様への改造などを行って営業運転に投入したもので、2025年現在は3連8本が在籍する。

構造[編集]

基本的な仕様は制御装置が界磁添加励磁制御であることを含めて205系と変わりはないが、抑速ブレーキ・半自動ドア・ヒーターなどが取り付けられている。

デザインは車内外ともに水戸岡鋭治氏によるものに変更された。

形式別概説[編集]

クモハ6000形
基本的には元モハ205。種車が中間車であったため、クハ205から顔ごとパチってきて運転台を取り付けた。シングルアーム式のパンタグラフを2丁搭載。
クモハ6703のみクモハ204からの改造である。
モハ6100形
元モハ204だが、モハ6803のみ元モハ205。
クハ6050形
基本的には元クハ204。このうちクハ6751・6752については大型の荷物棚の設置も行われた。クハ6753のみ元クハ205。

番台別概説[編集]

6000番台
0番台の量産先行車からの改造で、すべて京葉線で活躍していた。3本在籍する。田の字窓が特徴だが、譲渡の際に下段を固定化されている。
6500番台
0番台の量産車からの改造。2本在籍するが、1本は京葉線、もう1本は埼京線出身である。
6700番台
八高線で使用されていた3000番台と鶴見線で使用されていた1100番台からの改造。八高線車両2本、鶴見線車両1本が在籍。前面デザインがオリジナルと異なるため別番台とされた。

運用[編集]

2012年2月29日から順次運用に投入され、2025年度までに従来車のうち1000系6本と5000系を置き換えた。これとは別に運用減で1000系1本が2020年に廃車された。2025年10月24日の6703F運用開始で全8本が出揃った。

他編成との併結は行わず、常に3両編成単独で使用される。

今後[編集]

従来車の1000形は富士登山電車1205Fの1本を残し全廃されたが、1205Fも2扉車であることから、原色のまま購入したT17編成の整備ではなく、特急または急行用として新たに車両を購入し、本系列の追加投入はこれ以上行わない可能性が高い。

近い世代の車両[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]