富士急行6000系電車
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富士急行6000系電車(ふじきゅうこう6000けいでんしゃ)とは、富士急行の所有する通勤型車両の1つ。
概要[編集]
2012年より国鉄205系電車を譲り受け、3両編成への短縮や抑速ブレーキの取り付け、耐寒耐雪仕様への改造などを行って営業運転に投入したもので、2021年現在は3連7本が在籍する。
構造[編集]
基本的な仕様は制御装置が界磁添加励磁制御であることを含めて205系と変わりはないが、抑速ブレーキ・半自動ドア・ヒーターなどが取り付けられている。
デザインは車内外ともに水戸岡鋭治氏によるものに変更された。
形式別概説[編集]
- クモハ6000形
- 元モハ205。種車が中間車であったため、クハ205から顔ごとパチってきて運転台を取り付けた。シングルアーム式のパンタグラフを2丁搭載。
- モハ6100形
- 元モハ204。
- クハ6050形
- 元クハ204。このうちクハ6750形については大型の荷物棚の設置も行われた。
番台別概説[編集]
- 6000番台
- 0番台の量産先行車からの改造で、すべて京葉線で活躍していた。3本在籍する。田の字窓が特徴だが、譲渡の際に下段を固定化されている。
- 6500番台
- 0番台の量産車からの改造。2本在籍するが、1本は京葉線、もう1本は埼京線出身である。
- 6700番台
- 八高線で使用されていた3000番台からの改造。2本在籍。前面デザインがオリジナルと異なるため別番台とされた。
運用[編集]
2012年2月29日から順次運用に投入され、2019年度までに従来車のうち1000系5本と5000系を置き換えた。これとは別に運用減で1000系1本が2020年に廃車された。
他編成との併結は行わず、常に3両編成単独で使用される。
今後[編集]
2025年に鶴見線から205系のT15・T17編成が富士急行に譲渡されたが、うちT15編成のみが整備を受けている。また、編成形態がこれまでと異なるため、どのような附番方式になるのかは要注目である。
近い世代の車両[編集]
- 国鉄205系電車 - 国鉄通勤車。改造元の車両
- 国鉄211系電車 - 国鉄近郊車
- 富士急行8000系電車 - 特急「フジサン特急」用
- 富士急行8500系電車 - 特急「富士山ビュー特急」用