塩狩峠
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塩狩峠 (しおかりとうげ) とは、北海道上川郡比布町と上川郡和寒町との境にある峠である。
概要[編集]
標高は263 m。天塩川水系と石狩川水系の分水界になっており、峠には国道40号が通る。峠に近い場所にJR宗谷本線の塩狩駅が存在する。また、近くには北海道縦貫自動車道(道央自動車道)が通過している。
塩狩峠付近の宗谷本線は、鉄道にしては珍しくトンネルがない峠越しとなっている。そのため近隣では線路が急勾配となっている。
道路[編集]
1898年に国道40号の前身である仮定県道が開通。元々は悪路だったが1973年に改良された。1991年には現ルートに変更され勾配が緩やかになった。2000年には道央自動車道が開通した。付近の道央自動車道は大規模な切通となっている。
鉄道[編集]
1899年に宗谷本線の前身である北海道官設鉄道天塩線が開通した。1916年に塩狩信号所が設置され、今は客の乗降が可能な旅客駅となった。
列車分離事故[編集]
1909年2月28日に列車の連結器が外れ列車が分離し、逆行・逸走した。乗り合わせていた鉄道院職員の長野政雄がハンドブレーキを用いて暴走する客車を停止しようと試みたが、何らかの理由により列車から転落、線路上に落下した。その後暴走する客車は停止した。乗客にけが人や犠牲者は発生しなかったものの、長野政雄は客車の下敷きになり轢死・殉職した(満28歳没)。一説には暴走する客車を止めるために自ら線路上に飛び降りたとされるが、詳細は不明である。
この事故は三浦綾子の小説『塩狩峠』の題材となった。また、この塩狩峠はこの事件の影響で、全国に名が知れ渡るようになった。