南善福寺バス停留所

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南善福寺バス停留所
折返場全景(2025年6月)
折返場全景(2025年6月)
みなみぜんぷくじ
Minami-Zempukuji
所在地 東京都練馬区立野町1-35
所属事業者 関東バス
乗入路線 1 路線
所属路線 荻36系統
キロ程荻窪駅北口起点)
立野境 (0.10km)
備考 折返場・ターンテーブル設置停留所

南善福寺バス停留所(みなみぜんぷくじばすていりゅうじょ)とは、東京都練馬区立野町にある関東バスバス停留所

概要[編集]

大型のターンテーブル(転車台)を備え付けた折返場を持つ停留所。荻窪駅北口へのバス路線(荻36系統)の始発停留所となっている。当停留所に到着したバスは、そのまま客扱いをせずにターンテーブルに直行し、乗客を乗せたまま転回するという全国的にも非常に珍しい取扱を行っていることでバスファンの間でも有名なスポットとなっている[1]。これは先に乗客を降ろしたうえで転回してしまうと、降車した乗客がターンテーブルの周辺にいる場合に大変危険であるため、という理由がある。もともとはターンテーブルを使わずに十分に折り返せるだけの用地があったが、折返場内に関東バスの社員住宅建設を行った結果用地が狭まったために設置された[2]

停留所は武蔵野市杉並区と練馬区の市区境に近接しており、当停留所周辺からJR中央本線を利用する場合は、荻36系統に乗車して荻窪駅に出るよりも徒歩で吉祥寺駅へ向かった方がタイパコスパも良いという面白い逆転現象が起きる停留所でもある[注 1]

乗り入れ路線[編集]

歴史[編集]

  • 時期不明:荻36系統の運行開始に伴い、新設される。

停留所構造[編集]

1番のりば(荻窪駅北口方面)は関東が管理するアルナ輸送機用品製の金星型の電照式標識ポールとなっている。

なお、折返場外の道路上には「降車専用」と書かれた、錆びたひまわり型移動式のポールがあるが、これはターンテーブル上に先発のバスが在線しているときに後続のバスが追い付いて到着してしまった事態のために存在している[3]

のりば 系統 主要経由地 行先 運行事業者 備考
1 荻36 桃井四丁目八丁 荻窪駅北口 関東 (青梅街道)
荻36-1
青梅街道営業所 入出庫便

その他[編集]

当停留所の所在地は練馬区だが、停留所前の公道が杉並区武蔵野市との行政界となっている。

脚注[編集]

出典
  1. 客を乗せたままバスが回転する停留所、南善福寺”. デイリーポータル (2015年12月16日). 2025年6月11日確認。
  2. 客を乗せたままバスが「回転」! 終点がアトラクションな杉並の珍バス路線「荻36」”. 乗りものニュース (2019年2月15日). 2025年6月11日確認。
  3. 荻36系統”. 関東バス・アーカイブス「味わい」路線解説. 2025年6月11日確認。
注釈
  1. ただし荻36系統は当停留所周辺から善福寺・上石神井エリアへの最短ルートとなっており、バス側にも一定の需要がある。

外部リンク[編集]


荻36系統の停留所一覧
荻窪駅北口 - 上荻一丁目*1 - 四面道 - 上荻二丁目 - 八丁 - 荻窪警察署 - 日産自動車前 - 桃井四丁目 - 井草八幡宮 - 八幡宮裏 - 桃井第四小学校 - 善福寺公園 - 東京女子大北 - 立野境 - 南善福寺
*1:南善福寺方面のみ停車。