勇者殺しの元暗殺者。~無職のおっさんから始まるセカンドライフ~

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勇者殺しの元暗殺者。~無職のおっさんから始まるセカンドライフ~』(ゆうしゃごろしのもとあんさつしゃ。~むしょくのおっさんからはじまるセカンドライフ~、英語: Ex-assassin who killed the hero. -Jobless middle-aged man starting a new life-)は岡本剛也のよるなろう系小説。

小説家になろうにて、2023年6月から2024年8月まで連載され、その後は番外編が掲載されている。全7章全323話、番外編既発表52話(2025年9月3日時点)。

キクチ作画によるコミカライズが、『チャンピオンBUZZ[注釈 1]秋田書店)にて2024年Vol.5[注釈 2]より連載中。単行本は既刊3巻(2025年6月時点)。秋田書店のWeb媒体・チャンピオンクロスでも掲載されている。

あらすじ[編集]

「勇者」とは魔王軍四天王の1人の頸を落とし、魔王軍1万の軍勢を屠ったともされる人類の希望でもあった。しかしながら、勇者は人格に難があり、勇者に辱められて自殺した孫娘の仇討ちとしてクロフォードは子飼いの殺し屋・ジュウに「勇者殺し」を依頼する。

貴族たちを招いて勇者をたたえるパーティーが開催されるが、突如として館の明かりが消えてしまった。勇者は退屈しのぎに館の使用人の手足を捥ごうとするようなクズ野郎であった。ジュウは魔力に反応する毒を塗った短剣を勇者の腹に刺し、これによって勇者殺しは成功する。

クロフォードから「ジェイド・クローン」の偽身分証を得て自由になったジュウは、国境を越え、インサール王国のヨークウィッチの街へとたどり着いた。

登場人物[編集]

ジェイド
幼いころから30年以上も人を殺しており、他の生き方を知らない。同じように人殺しとして育ったハチの「やりたいことリスト」をかなえるため、一般人として新たな人生を歩むことを決意する。
レスリー
ヨークウィッチの道具屋「黒猫(シャノワール)」店主。元冒険者。ジェイドを従業員(店番やら配達要員)として雇う。スタナに気がある。
スタナ
世話焼きな女性治療師。冤罪によって捕まりかけたジェイドを救い、職として「黒猫」を斡旋する。
トレバー
新人冒険者。冒険者ギルドでならず者3兄弟を瞬時に倒したジェイドに弟子入りし、ジェイドを「師匠」と呼ぶ。
テイト
元・都影ヨークウィッチ支部の下っ端。幼い妹との生活費を稼ぐために都影に加わっていたが、ジェイドがアヴァンを殺害する現場に居合わせて、気絶したところをジェイドに回収される。ジェイドの正体が凄腕の殺し屋だということを口外しないことを条件に自由となり、ジェイドに弟子入りする。
ニア
ヴェラ
11話から登場。元女性冒険者。「黒猫(シャノワール)」で働くことになる。当初はジェイドに反発していたが、圧倒的な差を見せつけられ、おとなしくなる。
冒険者ギルド
マイケル
副ギルド長。片眼鏡にカイゼル髭の太った男性だが、食べた食糧のエネルギーを全て身体に蓄えておける体質をしており、すさまじい力を出せる(出したあとは痩せる)。
都影(とかげ)
インサール王国内に十数か所の支部を持つ巨大犯罪組織。殺し屋・ジュウが活動していたエルグランド帝国では全く知られていない。
アヴァン
ヨークウィッチの支部長。実力はあるのだが、機嫌が良くても悪くても人を斬る癖がある。
「仕事」の邪魔をしたジェイドの殺害を試みるも、返り討ちにされる。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 週刊少年チャンピオン』電子書籍版に月1回無料附属する電子書籍。
  2. 週刊少年チャンピオン』2024年9号(2024年2月1日発売)電子書籍版に附属。

出典[編集]

外部リンク[編集]