京王デワ600形電車
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京王電鉄デワ600形電車(けいおうでんてつデワ600がたでんしゃ)とは、かつて京王電鉄が保有していた事業用の電動貨車である。
概要[編集]
1995年以降、レール輸送などの事業用電動貨車として初代5000系の改造車が使用されていたが老朽化のため、6000系を改造した電動貨車に置き換えることとなった。これがデワ600形である。
電動貨車であるためか、形式は有蓋貨車を表す「ワ」となっている。
デハ6107・デハ6407・デハ6457の3両を種車として改造。デハ6107へはクハ6707の運転台を取り付けて1両単独でも走行可能になるよう自走に必要な機器をすべて搭載、八王子方には簡易運転台を取り付けた。電機機器を室内にも設置したため、その部分の窓が鎧戸になっているのが目を引く。
2012年の7000系VVVF化完了後は唯一の界磁チョッパ制御車となっていたが、部品調達が困難となり2016年にデヤ900に代替されチキ290もろとも廃車となり、6000系を出自とする車両はこれをもって全廃された。