亀田酒造
亀田酒造(かめだしゅぞう)は、千葉県鴨川市にある酒蔵[1]。日本で唯一となる明治神宮献上酒指定銘柄を醸造している[1]。
概要[編集]
代表銘柄は
日本酒以外にも、大吟醸をベースとし、日本産の梅を用いた梅酒や、富浦町産ビワを用いたびわ酒、鴨川産イチゴを用いたいちご酒といったリキュールも生産しており、こちらも人気となっている[1]。
歴史[編集]
江戸時代中期(宝暦7年とも)に山伏・滝浄院宥寛が神に供えるために濁り酒の醸造を行ったことを始まりとする[1]。以降、4代に渡ってお供え用の酒を醸造し続け、明治時代に酒造免許を取得した[1]。
1981年(昭和56年)、明治神宮8代宮司・高澤信一郎がこの地を訪れ、明治天皇の大嘗祭(1871年)の際に用いた斎田が昔のままの姿で残されていたことを見て感銘を受け、明治神宮で大祭で用いる斎田の稲穂と白酒を奉納することが提案された[2]。この地域の有力者によって「祟敬会」が結成され、毎年の明治神宮の新穀感謝祭に稲穂と白酒が奉納されることになった[2]。
2022年からはワインを醸造、販売も行っており、2023年には自社ワインを用いて作ったブランデー・寿萬亀の販売も行っている[3]。
寿萬亀[編集]
祝いの席を祝う「寿」、「鶴は千年、亀は萬年」の言葉から「萬」「亀」の字と取って名付けられた[1]。
皇室の祝い事の際に用いられ、貴乃花の結婚式で三々九度の酒として用いられるなど、慶事の際に各界で用いられている[1]。
日本酒[編集]
日本酒は、亀田酒造が製造し、無印良品で数量限定、店舗限定で販売されている日本酒[4]。
無印良品を運営する良品計画では「里山トラスト」という活動を鴨川市で展開しており、鴨川市で生産された米を醸造して造った日本酒である[4]。使用している米は長狭米(コシヒカリ100%)で、酒造用に栽培された米ではなく普段の食事で食べる飯用米を使用しているのが特徴[4]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f g h i 「亀田酒造」『48 日本全国日本酒でめぐる酒蔵&ちょこっと御朱印<東日本編>』 地球の歩き方、2022年、78頁。ISBN 978-4059204602。
- ↑ a b 森田勇造 「➂主基斎田地安房鴨川(千葉県)」『大嘗祭の起こりと神社信仰 大嘗祭の悠紀・主基斎田地を訪ねて』 三和書籍、2019年、102頁。ISBN 978-4862513779。
- ↑ “自社ワインでブランデー 亀田酒造、480本限定販売”. 日本経済新聞. (2023年12月20日) 2026年8月22日閲覧。
- ↑ a b c 増田吉孝 (2017年12月26日). “無印良品が日本酒を発売!飯用米を使用し数量限定「日本酒 純米無濾過原酒」”. Japaaan. 2026年8月22日確認。