世代別に見た価値観と時代の流れの変貌

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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世代別に見た価値観の大きな流れでは、労働と人生設計に関する世代間の相違について概観する。

令和7年現在、50〜70代の人々の時代は基本的に戦後、高度経済成長の時代で、「一生懸命働く事が全て正しい事」。こういった発想で、皆が皆が一緒懸命働く。仕事を一生懸命する。こういった価値観や世界の中、やり切った後の達成感や、たまのふとした瞬間に訪れる安らぎ。

こういった世界に幸せを感じていた世代であるとするなら、30〜50代の人々の時代は、それより少し仕事に対する比重値がおさまる。特に、この日本社会が生み出した「年功序列」「縦社会」こういった発想は根強くこの国に残っていた為、「目上の人」「先輩」こういった類の人と一つ距離を置かなければいけない状況下で、かつ「仕事を一生懸命する」事が要求された。

特に今の30代の世代、昭和→平成への変わり目辺りに生まれた世代の人々の時代は特に「友達の世代」とよく言われる。特に目上の人、大人、そういった人々と一つ距離を置かなければならない状況下で、この世代の人々は「友達」というものを非常に大切にした世代であった。特に家族や仕事、そういったものよりも「友達」を重要視して動いた世代であった為、この世代の「友達」という枠内の人間関係としてのいわゆる「レベル」の高さはこの国の世代の中でも群を抜いて進んでいる。

更に、10〜30代の世代になってくると、もはや50〜70代の人々を最も上に見たこの年功序列、縦社会自体が、もはや目に見える程のレベルで、滅茶苦茶、杜撰なものになってきている時代。特にこの50〜70代の世代の人々は、その年功序列、縦社会に基づいて上から話してくるのに、彼らの話から得れるものが何もない程の状況下で、かつこの年功序列の一番下位層に位置付けられるこの世代は、一般的に「知恵」の世代と言われる。