三四郎2

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

三四郎2』(さんしろうのじじょう)は、きくち正太による学園ドタバタコメディ漫画。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1990年20号から1994年5・6号まで連載された。全180話。単行本は全20巻。

『週刊少年チャンピオン』2009年39号(2009年8月27日発売)には、チャンピオン創刊40周年を記念した「名作読み切りシリーズ」の1つとして「三四郎2」が掲載された[1]

あらすじ[編集]

山奥のど田舎で育った姿三四郎は、祖父同士の約束によって豊臣三四郎の許嫁となり、豊臣家で同居生活を始めた。

登場人物[編集]

姿 三四郎(すがた さんしろう)
主人公。小柄な眼鏡っ娘。野生児であり、スーパーパワーの鉄骨娘であるが、心根は優しい。
ど田舎育ちのため、世事に疎いところがある。運動会でもリレーを知らなかった。豊臣三四郎との区別のため、周囲からは「三四郎ちゃん」と呼ばれる。
姿 正五郎(すがた しょうごろう)
「日本拳法界の頂点を極めた男」を自称する。20年前に交わした豊臣元十郎との約束に従って、三四郎を東京へ送り出す。
豊臣 三四郎(とよとみ さんしろう)
豊臣道場の跡取り息子だが、本人にはあまり継ぐ気はない。スケベで下品なとすちゃらか男子。金王寺きんのうじ学園中等部。当初は1年で、後に進級し、高等部へ進学する。
体力はあり、運動能力も高い。
豊臣家
三四郎の父母はアメリカ合衆国に滞在しており留守。姿三四郎とも本当の家族のように接する。
豊臣 元十郎(とよとみ げんじゅうろう)
豊臣三四郎の祖父。妻(三四郎の祖母)とは10年ほど前に死別。
大日本豊臣道場の師範でもある。かつて日本一の拳法家とうたわれた加納将臣の道場で師範代を務め、姿正五郎とは修行仲間であった。
豊臣 一二美(とよとみ ひふみ)
豊臣 三四郎の姉。拳法家アレルギーで「拳法家」と聞くだけで、アレルギー湿疹が出る。当初、許嫁が「三四郎」の名前であったため、男と勘違いして一二美の許嫁になるものだと思われていた。
豊臣 かえで(とよとみ かえで)
豊臣 四郎の妹。
影山(影山)、西荻ブラザーズ(にしおぎブラザーズ)(長男(ながお)、次男(つぎお))
三四郎のクラスメイト。豊臣三四郎と行動を共にすることも多く、同じように下品で無責任で無節操な悪ガキ。
西荻ブラザーズはホッケーマスクを被っている。
高飛車 真理(たかびしゃ まり)
三四郎のクラスメイト。実家の資金と自らの美貌とで金王寺学園の女王として君臨しようとしている。姿三四郎を目の敵にしている。
カルキ
豊臣家の隣に、中国から引っ越してきた娘。同じクラスになる。
豊臣三四郎の幼馴染でもあり、妻を自称する。
情報ペア(じょうほうペア)
三四郎のクラスメイト。黒髪眼鏡のジュンとナナの2人組の女子。
六本木 ジュンコ(ろっぽんぎ ジュンコ)
三四郎たちの中等部のクラス担任である女教師。25歳独身だが「雅之」という名の婚約者はいる。眼鏡着用。生徒たちからは大魔神のごとく恐れられてもいる。
六本木 ヒロコ(ろっぽんぎ ヒロコ)
三四郎たちの高等部のクラス担任である新任女教師(三四郎たちが中等部時代は海外研修中だった)。ジュンコとうり二つで、高等部入学当初の三四郎たちも間違えていたが、性格は姉とは真逆。
鶴丸 三郎太(つるまる さぶろうた)
金王寺学園中等部校長。頭髪はバーコード状。
三四郎たちが高等部に進学した際も校長をしているがもとから兼任なのか移動なのかは不明。なお、高等部の入学式での祝辞内容は中等部のときと同じだったらしい。
平賀 源五郎(ひらが げんごろう)
祖父の敵討ちとして大日本豊臣道場にやってくるが、姿三四郎にボロ負けする。
その後も、技を研鑽したと言っては再挑戦してくる。豊臣三四郎は勝てるが、やはり姿三四郎にボロ負けする。
桧垣 葵(ひがき あおい)
高等部の柔道部女キャプテンにして高等部のアイドル。
立山 らいちょう(たてやま らいちょう)
高等学校の生徒会長に当選した女生徒。

脚注[編集]

  1. 今号の週チャンはバキ3倍!一挙2話掲載&スピンオフ読切”. コミックナタリー (2009年8月6日). 2025年10月28日確認。