リアス海岸

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

リアス海岸 (リアスかいがん, ria coast) とは、狭い湾が複雑に入り組んだ沈水海岸のことである。リアス式海岸 (リアスしきかいがん) とも呼ばれる。

概要[編集]

海岸方面に対し垂直方向に延びる河川が浸食してできた開析谷が沈降し、溺れ谷となった地形が連続する海岸をリアス海岸という。リアス海岸のリアスとはガリシア語で「入り江」を意味する「リア」の複数形である。なお、海岸方面へ平行に伸びる河川の開析谷が沈降したものはダルマチア海岸と呼び、また別のものである。

また、リアス海岸は水深が深く入り江になっていることから港として活用されることが多く、近くに島などの障壁がある場所も多く敵から攻められにくいため軍港として活用されることが多い。日本に存在した4つの軍港のうち呉を除いた3つ(横須賀・佐世保・舞鶴)のいずれもリアス海岸もしくはそれに準ずる地形に設置されていた。

リアス海岸は、崖などの険しい地形が海のすぐ近くまで迫っている場所が多いため陸上の交通が不便になりやすく、リアス海岸沿いには船以外にアクセスする方法がなかった場所が多く存在する傾向にある。

また、「リアス海岸」「リアス式海岸」の呼称はどちらも一般的に使われるが、現在ではリアス海岸の方が正しい表現として使われることが多い。教科書を出版する主要な出版社は2006年~2008年頃に呼称を「リアス式海岸」から「リアス海岸」に変更した。

フィヨルドと混同しやすいが、フィヨルドは氷河が形成した谷が沈降した海岸のためまた別のものである。

主要なリアス海岸の例[編集]

日本国内[編集]