マイ・フェア・キラー~わたしとネコと殺し屋と~

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マイ・フェア・キラー~わたしとネコと殺し屋と~』(マイ・フェア・キラー~わたしとネコところしやと~、英語: My Fair Killer)は、藤栄道彦漫画作品。

2023年11月17日より祥伝社のWeb媒体・マンガJamで連載された。全10話。また、各種電子書籍販売から単話売りも行われている。単行本は祥伝社から全2巻(上下巻)。

あらすじ[編集]

朝月あさひは高校教師。

ある夜、同僚教諭や生徒への愚痴をこぼしなつつ缶ビールを呑みながら帰宅していたあさひは野良猫を追いかけ廃工場に迷い込んむ。そこで「照和」傘下とフリーランスの殺し屋同士の抗争に遭遇したあさひは「照和」に拉致される。照和の代表である鮫島から、あさひは取り引きを持ちかけられる。それは照和の殺し屋である冬馬瞬が社会に馴染めるよう教育することであった。

こうしてあさひは年下の殺し屋少年との同居を始める。

登場人物[編集]

朝月 あさひ(あさつき あさひ)
萩乃月学園高校の現代文教諭、30歳。独身で恋人無し。両親は他界している。かつては熱血教師であったが、問題のある生徒は退学にするような事なかれ主義の教師陣、やる気のない生徒、文句ばかり言ってくる生徒の保護者に囲まれる日々から教育に対する熱意を失っており、生徒からは「存在感がない」とも言われている。
住居は独身者用賃貸であるため、瞬のことは「似ていない弟」と説明している。
冬馬 瞬(とうま しゅん)
ブラジルの孤児院出身で、照和に育てられた「殺し屋」の1人、15歳くらい。単独で、戦車を含む1個小隊30人を武器を使用せず、壊滅させるのに3分かからないほどの戦闘能力を持つ。
殺し屋としての技量は高いのだが、戦闘訓練中であっても「少し待て」「ちょっと前進」といった場合の「少し」「ちょっと」の判断ができないなど、一般社会で生活するための知識や体験に欠ける。
照和(しょうわ)
いわゆる「殺し屋」の組織。日本国内での「殺しの仕事」を全て手掛けて管轄するべく、フリーランスの殺し屋への加入斡旋、または排除を行っていたのが1話のシーン。
世界各国から子供を集めて殺し屋への幼児教育も行っている。
湾岸戦争以降は、PMCという形態をとっており、表社会でも利益を上げている。
鮫島
照和の二代目。あさひに依頼を持ち掛けた。
「裏社会は裏社会であるべきで、特定の政治家の思想や信条に与しない」「体制の破壊を目的とするテロ行為に手を貸さない」ことを目的に、裏社会の統一を目論む。
英健(えいけん)
瀬谷 鋼(せや はがね)
テンペスト
照和とは異なるPMCで、裏稼業も行っている。
魔弓(まゆみ)
瞬の実妹(同じ孤児院出身)。瞬と同様に殺し屋としての才能、技量は高い。

各話[編集]

各話タイトルは、日本の歌謡曲タイトルから採られている。

  1. あなたまかせの夜だから
  2. いいじゃないの幸せならば
  3. 美しい十代
  4. えがおのてんさい
  5. 男と女のラブゲーム
  6. 勝手にしやがれ
  7. 危険なふたり
  8. グッバイ・マイ・ラブ
  9. 経験
  10. 心の色

外部リンク[編集]