ポイント・ネモ
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ポイント・ネモとは、ニュージーランドとチリのほぼ中間地点、南緯48度52分5秒、西経123度23分6秒の南太平洋上の地点である。
概要[編集]
地球上の大洋の中で最も陸地から離れた地点であり、最も近い陸地であるピトケアン諸島のデュシー島、イースター諸島のモツ・ヌイ、南極のメイハー島からおよそ2700km離れた場所である。
名称はジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』に登場するネモ船長に由来する。
人工衛星の墓場[編集]
ポイント・ネモ周辺は海流の関係で栄養分豊富な海水が殆ど流れ込まず、大陸からも遠く離れており有機物もあまり風で飛ばされて来ず、生物が比較的生息していない。
そして居住区域からも隔絶されていて住民への被害も生じないことから、寿命や故障等で役目を終えた人工衛星や宇宙機を落下させる場所として古くから選ばれてきた。なおこの地点へ落下させることができるのは制御可能な人工衛星・宇宙機に限られる。