プリピャチ
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プリピャチ (Прип'ять) とは、ウクライナ北部のキーウ州に属する市。住民は1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故によって避難を余儀なくされ、現在の人口は0人。ゴーストタウンとなっている。
概要[編集]
面積は6.3km。チェルノブイリ立入禁止区域に入っている。市の名前はプリピャチ川に由来する。
文化会館、遊園地、屋内プール、高層アパートなどが整備され、人口は増えていく見込みだったが、チェルノブイリ原子力発電所事故で無人化してしまった。
ちなみに当時は閉鎖都市であり、地図上にはなかった。
歴史[編集]
1970年、チェルノブイリ原子力発電所が建設されたのと同時に計画された創建された人工都市。1978年から1979年頃には、原子力発電所の拡大に合わせて人口はどんどん増えていった。当時の人口の殆どは原子力発電所関係者とその家族であった。事故直前の人口は49,360人であった。
だが、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故により、住民は全員避難することとなった。事故が起こったのが未明であったことや、あまりラジオなどでの報道がなかったことから住民の殆どは事の重大さに気づいていなかったが、報道されるようになってから住民は避難することとなった。
その後新たな計画都市スラブチッチがプリピャチ北東50km、チェルノブイリ北東46kmに創設された。ここに多くの住民が避難した。
地理[編集]
危険のない地域[編集]
道路は十分に放射線の影響が消え去っており、安全に歩くことができるが、屋内などはまだ放射性物質が残っており、住めるようになるにはあと900年かかる計算である。
周辺都市[編集]
関連項目[編集]
- 双葉町 - 同じように原子力発電所事故の影響で人が一時期消え去った町。