フレンチホラー

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フレンチホラー(French Horror)、または新過激主義(しんかげきしゅぎ、英語: New French Extremity)とは、過激なバイオレンスで人気を博したフランス産のスラッシャー映画のことを指す映画のジャンルである[1]

2000年初頭を皮切りにブームとなり、ゴア描写やスタイリッシュさ、既存のホラー映画とは一風変わった演出で人気を博した。

概要[編集]

21世紀に入るまではホラー映画のイメージが薄かったフランス映画界だったが[2]、1990年代後期からフランスを中心に過剰な性描写や暴力表現などを使用したニューエクストリミティと呼ばれる映画運動が起きたことで、2003年にその意図を汲んだホラー映画ハイテンション』が公開される。

本作がヒットを記録したことで、続けて『屋敷女』(2007年)『フロンティア』(2007年)『マーターズ』(2008年)の3作品が登場。これによって2000年代にフレンチホラーというジャンルが本格的に確立される。この4作品は、後に4大フレンチホラー、もしくはフレンチホラー四天王[3]と名付けられるようになる。

またこれらの一連のブームを総称して、ニュー・ウェイブ・オブ・フレンチ・ホラー(New Wave of French Horror)[4]と呼ぶ。

代表的な作品[編集]

脚注[編集]

  1. フレンチホラーの鬼才を直撃!日本の評論家によるドキュメンタリーが公開決定” (日本語). 映画.com. 2023年7月25日確認。
  2. トラウマ必至!不快指数120%のフレンチ・ホラー映画の旗手たちによる3選!” (日本語). CINEMAS+. 2023年7月25日確認。
  3. 「屋敷女」82分という短いランタイムに、出来る限りの暴力と血のりを注ぎ込んだ傑作” (日本語). 映画.com. 2023年7月25日確認。
  4. BEYOND BLOOD (字幕版)” (日本語). Amazon prime video. 2023年7月25日確認。

関連項目[編集]