ヒナモロコ

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ヒナモロコ
保全状況評価
絶滅危惧IA類環境省レッドリスト
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: クセノキプリス科 Xenocyprididae
: ヒナモロコ属 Aphyocypris
: ヒナモロコ A.chinensis
学名
Aphyocypris chinensis
Gunther,1868
和名
ヒナモロコ (雛諸子)
英名
Chinese bleak

ヒナモロコ(雛諸子、Aphyocypris chinensis)はコイ目クセノキプリス科に属する魚。中国韓国などアジア東部に広く分布するが、日本では九州福岡市周辺にのみ分布する。そのため、かつて日本列島が大陸と地続きであったことを証明する魚と言われる。

形態[編集]

全長は約 7 cm。カワバタモロコに似ており、側線は不完全で胸鰭上方までしかない点は同じである。しかし、腹の断面が丸く体高が低い点が異なる。体側に薄い黒線があり、繁殖期のオスは体色が金色になるがカワバタモロコほど黄色味が少ない。また追星が出る。

生態[編集]

平野部の流れのゆるやかな小川や浅い湖沼、用水路に生息する。雑食性水生小動物付着藻類などを食べる。繁殖期67月頃で、水温の高い時期に水草へ産卵する。寿命は3–4年と言われている。

保護[編集]

生息域が人間の生活圏と重なることもあり、用水路の減少や開発による環境の悪化のため、近年急激に数を減らしている。そのため、絶滅危惧IA類に選定されている。

福岡県久留米市田主丸町では、用水路で地元の小学生の情報により再発見されたことをきっかけに、市民が中心となって環境保全を含めた保護活動が行われている。コンクリート化される予定であった用水路を石積みの工法に変更したり、里親制度を作り繁殖に取り組んでいる。