パズル・フィルム

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パズル・フィルム英語: puzzle film)、パズル・ムービー英語: puzzle movie)とは、映画のスタイルの1種。

物語内の時間軸や時系列がバラバラに断片化されて配置してあるタイプの映画である[1]

こういった映画のスタイルは、クエンティン・タランティーノ監督作品、クリストファー・ノーラン監督作品のように20世紀から存在していたが、2000年代以降の映画批評では「パズル・フィルム」「パズル・ムービー」と呼ばれるようになった[1]

映画館で上映される作品よりも、視聴者が自身で「早送り」、「早戻し」、「倍速機能」を用いて視聴できるDVDやネット配信での鑑賞を念頭においたコンセプトである[1]。パズルフィルム的な構成を採用した場合、「ストーリー展開が極端にわかりづらい」といった弊害も起こり、この弊害こそがタランティーノ映画やノーラン映画が、広く一般向けのエンターテイメントになりにくい理由でもある[1]

例えば、クリストファー・ノーランは監督デビュー作『フォロウィング』(1998年)から時系列操作は観てとれるが、第2作目『メメント』(2000年)では、「終点から始点に向かって10分刻みで遡っていく」という構造になっている[2]。『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』(2026年、亀山陽平監督)では、映画のオープニングで物語の結末を描き、それ以降も、ところどころで「30分後」や「14時間前」といったテロップを画面いっぱいに映し、物語の時系列が行きつ戻りつする[1]

脚注[編集]

外部リンク[編集]