ハンディターミナル

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ハンディターミナルとは、データの収集や管理に特化した携帯用情報端末である。在庫管理や配送管理などで多用される。

概要[編集]

ハンディターミナル自体は物理キーを備えたPDAに近いものであるが、大抵の機種にはバーコードなどを読み取るためのスキャナが搭載されている。また、スキャンのための物理キーを備えていることも多く、片手で操作がしやすいような設計になっていることが多い。近年の機種は無線LANにも対応しており、データの送受信をリアルタイムで行えるようになっているものも多い。

ハンディターミナルを活用している業界は多く、小売業における発注業務や棚卸業務、物流業における荷物の追跡や集荷した荷物への仕分けラベルの印刷などの定番業務の他、病院などでも患者の取り違え防止のために使用されることもある。ガス水道などの検針にも使われ、検針データの収集と検針票のプリントを一度に済ませることもできる。

機器のOSはメーカー独自OSの他、Windows CE系がスタンダードとして長らく使用されてきたが、近年ではAndroid搭載機も増加傾向にある。多く使用されてきたWindows Embedded Compact 7においても2021年4月でサポートを終了することもあり、Android系への移行が加速している。

メーカー[編集]

日本における主要なメーカーは以下の通り。

関連項目[編集]