ハルカゼマウンド
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『ハルカゼマウンド』は、原作:後藤冬吾、作画:松浦健人による高校野球漫画。
概要[編集]
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2025年29号(2025年6月16日発売)[1]より連載中。単行本1巻は2025年11月発売予定。
作品制作にあたっては光英VERITAS中学校・高等学校が取材協力を行っている[2]。光英VERITASも女子高から共学となり、硬式野球部が新設された経緯を持つ。
『週刊少年ジャンプ』2022年33号には同タイトルの読み切りが掲載されている。読み切り版は双子の名前こそ同じであるが、同じ高校に進学するなど、連載版とはストーリーが異なっている。
あらすじ[編集]
双子の兄弟久住凪春、久住蒼風は甲子園に行こうと誓い合った。
時は流れて双子は中学3年生。蒼風は「世代トップクラス」と称される右腕投手に成長したが、凪春は「チームのお荷物」と揶揄される左腕投手であった。蒼風の投球フォームを真似ても上手くいかない凪春であったが、葉山伊吹の指摘によりアンダースローに開眼。自分は弟ではなく、自分自身であることに気付く。
双子そろって鳳仙花実業高校からの誘いがあったが、凪春は雛桜高校へと進路を違えることになった。
登場人物[編集]
「声」は、読み切り版掲載の際のボイスコミックでの担当声優。
- 久住 凪春(くずみ なぎはる)
- 声 - 代永翼[3]/(幼少期)北崎ひとみ[4]
- 双子の兄。「チームのお荷物投手」と揶揄される左投げ投手だった。
- 雛桜高校入学後、特訓を経て浮き上がりながら曲がる変化球「ライジングスライダー」を会得する。伊吹による作中解説では「回転軸が傾いた反時計回りのツーシームジャイロボール」。
- ヒナ高では、9番打者。投手。
- 久住 蒼風(くずみ そうふう)
- 声 - 真瀬皐[3]
- 双子の弟。「世代トップクラス」と称されるオーバースローの右投げ投手。無口。別々の高校に進学し、甲子園で蒼風に勝つと宣言した凪春に「面白そう」と返す。
- 鳳仙花実業進学後は寮生活となる。入学早々に鳳仙花実業野球部の一軍クラスをストレートだけで打ち取る。
- 葉山 伊吹(はやま いぶき)
- 3年前にU-12を世界優勝に導いたとされる捕手。中学に入ってから身長が伸びなかったことで、プレー中に大きな怪我をしたことがある。
- 凪春に弟の真似であるオーバースローではなく、アンダースローを勧める。
- ヒナ高では、4番打者。捕手。
私立雛桜高校[編集]
通称「ヒナ高」。昨年までは女子高で、男子生徒は凪春らが入学した年からとなる。
野球部は新設であり、伊吹が部員をスカウトして回った。スカウト基準は、正解から外れていても光る者を持った「外れ者」。高校野球の地区分けでは「東東京地区」となる。
野球部の顧問は校長が務めている。
- 菊永 里美
- 5番打者。三塁手。
- クラッチヒッターであり、ランナーを置いた場面での打席に強い打者。ランナーがいると相手投手の決め球でも打てるが、そうでないと甘い球でも見逃すことも。
- 若守 桔平
- 1番打者。二塁手。
- 帆高 夕真
- 6番打者。中堅手。伊吹とは小学校から面識がある。
- 柳 堅護
- 3番打者。一塁手。
- 漆原 舞介
- 2番打者。遊撃手。
- 水瀬 いろは
- 控え。
- 植草 栄治
- 伊吹のスカウトではなく、通常の入部希望者。元陸上部。
- 7番打者。右翼手。
- 菜種 咲
- 伊吹のスカウトではなく、通常の入部希望者。学業成績は優秀。
- 8番打者。左翼手。
- 横木 しおり(よこぎ しおり)
- 1年女子のマネージャー。ノックも得意。
紫泉學舎大付属高校[編集]
東東京地区の四強に数えられる甲子園常連校。
- 芳沢 阿多留(よしざわ あたる)
- 1年。U12代表に加わっており、伊吹とはチームメイトになる。中学のときもU15代表に選ばれている。
- 佐久間 康介(さくま こうすけ)
- 2年。投手。スプリットボールが決め球。
- 八乙女 鉄男(やおとめ てつお)
- 3年。エース。
緑千高校[編集]
- 松笠 宗十郎(まつかさ そうじゅうろう)
- 2年。投手で4番。堅護とチームメイトだったことがあり、目をかけていた。
- 二階堂 弥勒(にかいどう みろく)
- 3年。主将。堅護とチームメイドだった。
鳳仙花実業高校[編集]
- 豪矢 雷(ごうや いかずち)
- 3年。スラッガー。
- 群青 桐人(ぐんじょう きりひと)
- 3年。投手。
- 堀 爽太(ほり そうた)
- 2年。捕手。
- 天辻 流星(あまつじ りゅうせい)
- 1年。
脚注[編集]
- ↑ “「仄見える少年」コンビが双子の投手を描く本格野球ストーリーがジャンプで”. コミックナタリー (2025年6月16日). 2025年10月12日確認。
- ↑ “作品制作にあたって取材協力をした漫画『ハルカゼマウンド』を週刊少年ジャンプで連載がスタート!”. 光英VERITAS中学校・高等学校 (2025年7月2日). 2025年10月12日確認。
- ↑ a b “代永翼さん・真瀬皐さん出演! 『ハルカゼマウンド』のボイスコミックをジャンプチャンネルにて公開!” (プレスリリース), 小学館集英社プロダクション(ShoPro), (2022年10月22日) 2025年10月12日閲覧。
- ↑ 北﨑ひとみ [@love3336_kudo] (2022年10月29日). “【出演情報】ボイスコミック「#ハルカゼマウンド」の凪春(幼少期)を担当させていただきました”. 2025年10月12日確認。
外部リンク[編集]
- 『ハルカゼマウンド』後藤冬吾・松浦健人 - 少年ジャンプ公式