トランプ錯乱症候群

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トランプ錯乱症候群(とらんぷさくらんしょうこうぐん、Trump Derangement Syndrome、TDS)は、アメリカ合衆国ドナルド・トランプに批判的な人物が被害妄想に陥っているとして、トランプの支持者が批判的な人物に用いている架空の病気。

概要[編集]

2003年に政治評論家チャールズ・クラウトハマーがのジョージ・W・ブッシュ大統領を批判する人物を「ブッシュ錯乱症候群」と批判したことに由来する[1]

トランプの支持者が政敵などに対して被害妄想に陥っていると批判するために用いられている。医学界においては病気として認められていない。

ミネソタ州における法案提出[編集]

2025年3月17日に共和党ミネソタ州上院議員5人によって、トランプ錯乱症候群を精神疾患にできるという法案が提出された[2]。13日からオンラインで法案を公開。法案提出者はレン・グルーエンハーゲン、ジャスティン・アイコーン、ネイサン・ウェセンバーグ、スティーブ・ドラズコウスキー、エリック・ルセロの上院議員5人。

この法案に対してトランプを批判する人物を精神病とさせて言論弾圧を行おうとしているとして民主党議員が批判。また議会の勢力も共和党が多数派ではないため、成立は難しいとされている。

法案提出者による共和党上院議員の売春による逮捕・起訴[編集]

トランプ錯乱症候群の法案を提出した一人であるジャスティン・アイコーンは、法案提出後まもなくして16歳の少女に児童売春をそそのかした疑いで逮捕、起訴された[3]

日本における評論[編集]

  • 島田洋一は、アメリカ合衆国のメディアは2016年のトランプ初当選以来「トランプ錯乱症候群」の〝病魔〟に冒されているとしている[4]。トランプ銃撃事件もこれが背景の一つと評した。

関連項目[編集]

脚注[編集]