タガメ

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タガメ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 半翅目 Hemiptera
: コオイムシ科 Belostomatidae
: タガメ属 Kirkaldyia
: タガメ K. deyrolli
学名
Kirkaldyia deyrolli
(Vuillefroy, 1864)
和名
タガメ (田亀・田鼈)
英名
Giant water bug

タガメとは、半翅目コオイムシ科の水生昆虫である。

概要[編集]

日本最大の水生昆虫で、6.5cmになる。

生態[編集]

日本台湾中国ロシア極東・東洋区に分布する。

カエル小魚水生昆虫を前足で捕えて、口で消化液を注入し、動きを止めて、捕食する。稀にカメヘビも捕食することもある。

繁殖期は5月7月で、卵は10日~2週間で孵化する。

7月後半~9月に成体になり、10月頃になると冬眠の準備に入る。

分類[編集]

近年の遺伝子解析によって、タガメが2種である事が示唆されている。

但し、形状的な差は不明で、どっちがK. deyrolliなのか分かっていない。

人間との関係[編集]

かつては日本各地に普通に生息していたが、現在減少傾向である。

1991年(平成3年)、日本版レッドデータブックに危急種へ選定された。

2020年(令和2年)2月種の保存法の特定第二種に指定され、販売や頒布目的の捕獲・飼育・譲渡が禁じられた。