ソナタはいったい誰なんだ
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『ソナタはいったい誰なんだ』(ソナタはいったいだれなんだ、英語: Nobody knows about the hero Sonata)は、猪ノ谷言葉によるファンタジー漫画。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2025年24号(2025年5月15日発売)[1]より連載中。話数表記は「〇話の魔法」。
あらすじ[編集]
人間と魔族とは長らく戦いあっていた。
勇者、戦士、僧侶、魔法使いの4人は魔王に挑み、4人とも倒された。しかし、勇者と魔王の戦いを遠巻きに見守っていた人間の兵たち、魔族の兵たちは、魔王と戦い、魔王を討った「知らない少年」を見た。
「知らない少年」は人間の町で保護されたが、すべてを忘れてしまっていた。言葉もなにもかも。「英雄」と呼ばれる少年の素性を誰もが知りたがったが、「英雄」は何も覚えていなかった。「英雄」には、すべてが目新しく、「戦争」、「約束」、「家族」、といった言葉1つひとつに興味を持ち始めた。
一か月後のある日、「英雄」の家族を自称する者たちが現れる。
1人は魔族、「英雄」の兄。「英雄」は魔王の息子・アソラギ・ナユタだと。
1人は人間、「英雄」の妹。「英雄」は勇者の息子・ルソン・デナ・メルゼッタだと。
「英雄」は2つの名前「アソラギ・ナユタ」と「ルソン・デナ・メルゼッタ」との共通の音からソナタと呼ぶことを2人に提案。
「戦争」を終わらせるため、「家族」と失われた記憶を探すため、3人は旅に出る。
以上、第1話。
登場人物[編集]
- ソナタ
- 名前の由来は#あらすじ参照。
- アソラギ・ゼン
- 魔族を統べるアソラギ族の次男坊。アソラギ・ナユタの兄。
- 魔族しか知りえない血液中の魔力がアソラギ家のものであることをもって、ソナタをナユタだと断ずる。
- 人間からは「悪業のゼン」とも呼ばれ、ハルル、ルソンの叔父を殺害している。なお、ハルルの父はゼンの父親の魔王に殺害されている。
- ハルル・デナ・メルゼッタ
- 勇者とメルゼッタ王国の姫との間にできた娘。ルソン・デナ・メルゼッタの妹。
- ルソンとハルルを描いた肖像画をもって、ソナタをルソンだと断ずる。
- ダダ
- ゼンに従う小さな魔族。魔族随一の回復士。身内は全て人間に殺されている。
- ギラ
- 魔族。ダダに言わせると「ナユタの友人の1人」だそうだが、本人は友人であることを強く否定している。
- 憑依の魔法を用い、第1話以前からハルルに成りすましていた。
用語[編集]
- 魔法
- 本作での魔法とは、固有の呪文を唱えるのではなく、魔力や自身の志を込められる「言葉」を用いることで発動する。たとえば、第2話でソナタが、ゼンに袈裟斬りされたて瀕死となったハルルを治療するために唱えた「超回復の魔法」のルビは「約束」となっている。
超回復の魔法 - ソナタが使用。広範囲に効果があり、複数の瀕死の重傷でも快復させるが、ソナタ自身の身体にダメージを負う。
収納の魔法 - ハルル、ルソンが使用。生き物を含み、さまざまなものを収納し、状態保存することができる。かつて、ルソンは魔族の魔法によって村一つが消滅の危機に陥った際に村人全員を「収納」し、死者0人に抑えたこともある。
収納の魔法 - ハルルが使用。タカラモノで収納したものを取り出す魔法。ハルルの場合は、タンス状態のものが出てきて抽斗を出して取り出す。抽斗の厚みなどは見た目よりも深く、浴槽として利用することもできる(入浴は、箪笥の開けた抽斗から頭部が出ているシュールな絵柄となる)。
- 憑依の魔法
- ギラが使用。術者に執着がある対象にしか使用できないが、相手を吸収し、記憶や能力を自分のものにすることができる。
憑依の魔法 - ソナタが使用。ギラを吸収した。
脚注[編集]
- ↑ “猪ノ谷言葉が“すべてを忘れた”英雄描くファンタジー新連載「ソナタはいったい誰なんだ」”. コミックナタリー (2025年5月15日). 2025年9月17日確認。
外部リンク[編集]
- ソナタはいったい誰なんだ - チャンピオンクロス