ジゴワット

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ジゴワットjigowatts)は、電力の架空の単位

1985年公開のアメリカ合衆国の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が初出である。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではタイムマシンであるデロリアンのフラックス・キャパシター(次元転移装置)を作動させるのに必要な電力が「1.21ジゴワット」という台詞がある。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本家・ボブ・ゲイルが、当時はまだ認知度の低かった「giga(ギガ)」を「jigo(ジゴ)」だと思い込み、脚本にも「jigo(ジゴ)」と書いてしまったとされる。日本語字幕を作る際に戸田奈津子がそのままカタカナにしたため、日本語でも「ジゴワット」となった。なお、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』小説版では「ギガワット」に修正されている。

  • 和月伸宏の漫画『エンバーミング』では人造人間・フランケンシュタインを起動するのに「1.21ジゴワット」の電力が必要としている。本作では「ギガワット」の誤字ではなく、「ジゴワット」が何であるかの秘密を解き明かさないとフランケンシュタインの創造が出来ないものとしている。
  • セガから2009年に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト『セブンスドラゴン』の敵・中ボスに電磁砲の砲台を身体中に持った「ジゴワット」が登場する。
  • ゲーム・ドラゴンクエストシリーズに登場する攻撃呪文の「ジゴスパーク」は「地獄から呼び出したスパーク」の意とされるが、ジゴワットから取られたともされる。